Top posts

  • 上海旅行*2日目  Voyage à Shanghai

    31 March 2016 ( #Trip )

    爽やかに目覚めた2日目は、「上海に来たら服を作る」という外国人に習い、私もファブリック・マーケット(轻纺面料市场)へ。服の仕上がりには最低24時間必要なので、上海に着いたら早めに行った方が無難です。ここは仕立て屋さんが集まった大きなビルで、紳士物専門のテーラーやシャネル・スーツのコピー屋さん、スカーフを売り込む既製服屋もありました。シャネル風ドレスの300元(約5200円)は安いですが、手持ちの綿ドレスのコピー制作費用が200元は高いですね。このビルの前の歩道にはアクセサリー・小物を売る人たちが風呂敷を広げています。値段は「お客さんの顔を見て決める」みたいですので、ご注意を。...

  • オセールへの日帰りの旅 Une journée à Auxerre

    01 November 2016 ( #Trip )

    パリから南へ167キロ、ブルゴーニュ地方の北西部に位置するオセール(Auxerre)は中世、ルネッサンス期の街並みが残る静かな町です。市内にある歴史建造物は35にも上ります。その中心はサン・テティアンヌに捧げられた大聖堂、カテドラル・ドセール(Cath édrale d’Auxerre)。5世紀に建てられた小さな教会が4回の改築を経て、現在のゴシック様式になったのは16世紀のこと。神々しい光を生み出すステンドグラスに暫し現実を忘れます。 さて、何故ブルゴーニュまで足を伸ばしたかというと、その数日前、仏国鉄から送られきた旅情報に「木村シェフのインタヴュー記事」が載っていたからです。ミシュラン1星のレストラン「L’Asp...

  • ベルギーで紅茶キノコに再会! Konbu-tcha?

    25 September 2016 ( #Trip )

    ブリュッセルの住宅地のひとつにサン・ジル地区(Saint Gilles)があります。テロで有名になったモレンベックほどではありませんが、ミディ駅に近い北側にはアラブ系の人たちが多く住んでいて、朝市の八百屋さんはモコッコ人です。その八百屋さんたちは支払い金額の端数をいつも切り捨ててくれます。お釣りを誤魔化されるのではと気を使うパリとは大違い、優しい心遣いにホッとするのがこの地区なのです。 ここで、昨日大きなガレージセールがありました。主だった通りが交通止めとなり、たくさんの古道具が所狭しと並べられました。冷やかし半分に覗いていたら、可愛い「スミレのモチーフ」のコーヒカップがあったので、1ユーロでゲットしました。家でよく見たら、ババリア地方のメーカー品でした。思わぬ収穫にニッコリ。...

  • "Kaiten-zushi" en pleine évolution au Japon 進化する回転寿し

    28 September 2016 ( #Trip )

    Avez-vous entendu parler de restaurants servant des sushis sur tapis roulant? D'habitude, les chefs préparent les sushis de l’autre côté du tapis et les déposent les uns après les autres face aux clients attablés devant le tapis. Aujourd’hui, dans les...

  • クリスタル・ドームとアーティスト Daum, Variations d’artiste

    23 September 2015 ( #Life )

    パリ18区にある「エスパース・ダリ」で、サルヴァドール・ダリがドームの依頼で創った作品を集めた展覧会が始まりました。1968年から始まったこの制作は20年以上に及び、ダリは21点の作品を残しました。ダリの絵画によく登場する「柔らかい時計」も数点制作しています。ドームは1878年創立のナンシーにあるガラス工芸のアトリエで、特にアールヌヴォーの工芸品は世界的に有名です。ドームは、その時代の一流アーティストとのコラボで芸術性を常にリードしてきました。 この展覧会にはダリの作品のみならず、アルマンやセザール、カルロス・マタ、リシャール・テクシエ等の作品も展示されており、来年の1月まで開催されています。 Daum,...

  • コンセプトストアがマレ地区にオープン EMPREINTES

    06 October 2016 ( #Life )

    9月13日にマレ地区にオープンした「アンプラント Empreintes」はフランス最大の工芸家組合が運営するコンセプトストア。約1600人の組合員に展示・即売の場を提供する画期的なスペースです。そこに並ぶ陶器、テキスタイル、ジュエリー、インテリア家具など、作品の共通点は唯ひとつ、「フランス製」であること。すべてフランスのアトリエで生まれたオブジェなのです。 現在、展示されているのは267人のクリエーターの作品、3〜6ヶ月でクリエーターは交代します。フランス中のアトリエから集められた一点もののオブジェが肩を並べるこの空間は、売り手にとっても買い手にとってもありがたい存在、地下では工芸に関する映像が流れています。...

  • ルーカス・クラナッハの展覧会  Lucas Cranach

    10 August 2015 ( #Trip )

    ニュルンベルクにあるゲルマン民族博物館に、今、ルーカス・クラナッハ(父)の作品が展示されています。「ヴィーナスとルターの間で Between Venus and Luther / Cranach’s Media of Seduction」と題されたこの展覧会には絵画を中心とする約20点の作品が集められ、同時期の画家の作品と並んで鑑賞できるようになっています。代表的な「ヴィーナスとキューピッド」シリーズやマルティン・ルターの肖像画だけでなく、「不釣り合いなカップル」や「フレデリック三世」など、人物の表情が強く語りかけてくる作品がたくさん展示されているのです。この企画は来年の5月までです。...

  • ブリュッセルはお花でいっぱい!  Flower Time in Brussels

    16 August 2015 ( #Trip )

    ブリュッセルで「フラワー・タイム Flower Time」がありました。これは13日から今日まで開催されたイベントです。2013年夏、ブリュッセルのグラン・プラース(Grand-Place)は花で埋まりました。広場に花の絨毯が敷かれたのです。4日間で2万人以上が集まったと言われています。今年はその第2回目。グラン・プラースにある15世紀に建てられたゴシック様式の市庁舎も花でいっぱいになりました。ホールや各部屋はもちろん、階段や通路にもフラワー・アレンジメントが置かれたのです。これはベルギーを代表する1808年創立のゲント王立植物協会(Société...

  • サリー・ガボリ展 Sally Gabori à la Fondation Cartier

    13 July 2022 ( #Life )

    マダディンキンアーシー・ジュウォンダ・サリー・ガボリ(Mirdidingkingathi Juwarnda Sally Gabori)の絵画展がフォンダシオン・カルティエ(Fondation Cartier)で始まりました。彼女はオーストラリアのアボリジニ、1924年頃にオーストラリア北部カーペンタリー湾ベンティンク島で生まれたそうです。1944年当時の島民は125人、島の自然のみで生活していた彼らは1948年の台風と津波で土地の殆どを失い、宣教師たちの勧めによって仕方なく隣のモーニングトン島に移り住みました。最後まで島に残っていた住民は63人でサリーもその一人でした。サリーたちは子供たちと離され、方言や慣習を禁止される生活を余儀なくされました。...

  • サロン・デ・ボザール2016 Salon National des Beaux Arts

    08 December 2016 ( #Life )

    国民美術協会(Société Nationale des Beaux-Arts)はフランスを代表する美術団体のひとつ。1862年に設立され、当時の理事長はテオドール・ゴティエ、理事にはドラクロワやピュヴィス・ド・シャヴァンヌらが名を連ねました。1890年以降、毎年公募展を主宰しており、1903年からのサロン・ドトンヌ(Salon d’Automne)は、この協会から分かれてできたサロンです。展覧会サロン・デ・ボザールが今日からカルーゼル・デュ・ルーヴル(Carrousel du Louvre)で始まりました。...

  • シャンタルの光の本 Livres de lumière

    24 April 2017 ( #Life )

    素敵なランプを作るシャンタル・ペラン(Chantal Perrin)は元映画女優です。1976年製作の「タタール人の砂漠」( Il deserto dei Tartari )はジャック・ペラン主演で脇役にはジュリアーノ・ジェンマはじめ当時のスター勢揃いという大作ですが、シャンタルもこの映画に出演しています。映画プロデューサーとしても活躍した彼女は、いつの間にか映画の世界を離れ、家で好きなランプ作りをするようになりました。彼女の作るランプの特徴はシェードにあります。様々な本を折って綺麗で優しい光を生み出すのです。折り紙に惹かれたのは、ほんの少しですが、日本人の血が入っている所為かもしれません。...

  • ディレ&カミーレ Dille & Kamille

    30 January 2017 ( #Trip )

    ディレ&カミーレ(Dille & Kamille)がオランダのユトレヒトに1号店を開いたのは1974年のこと。 流行に関係なく、環境に優しいシンプルな日用雑貨を提供するコンセプトで人気を呼び、今ではオランダとベルギーに27軒も店があります。店内には、可能な限り自然素材を使って作られた製品があふれています。木やステンレス製の台所道具に様々な白い食器、100%コットンのリネン類、エコ石鹸、ブロッコリの水栽培キット、乾物類もすべて自然食品と徹底しています。 用事がなくても店の前を通ると店内に吸い込まれてしまい、つい無駄な買い物をさせられる困った店でもあります。今日はきれいなテーブル・セッティングに惹かれ、グレーのテーブルクロスとランチョンマット6枚を買ってしまいました。コットンのトートバッグも一緒に買ったので、しめて49,50ユーロの出費です。 製品でセッティングされたテーブル/Rue...

  • 坂倉準三展がパリで始まる Junzô Sakakura : une architecture pour l'homme

    25 April 2017 ( #Life )

    明日から坂倉準三展(Junzô Sakakura)がパリ日本文化会館(Maison de la culture du Japon à Paris)で始まります。阪倉は戦前にパリ万博(1937年)の日本館設計で一躍有名になり、戦後も東急文化会館や日仏学院など多くの主要な建築を手がけましたが、1930年代にル・コルビュジエ(Le Corbusier)に師事し、パリに暮らしたことは案外知られていません。 コルビュの家具担当として活躍したシャルロット・ペリアン(Charlotte Perriand)は自伝(Une...

  • ムフタール通り「パピヨン」は日本タッチ  Japan Street Food "Le Papillon"

    27 April 2017 ( #Food )

    パリ5区にあるムフタール通りは南北に走る古い古い通りです。ひと昔前の懐かしい雰囲気を漂わせる市場街は内外の映画監督を惹きつけます。スピルバーグも「ミュンヘン」のロケでここへやってきました。そんなムフタールに日本タッチの軽食を出す小さな店の誕生です。以前は下町っぽいレトロなカフェ「ル・パピヨン」があったのですが、いつの間にか日本風の軽い食事の店に変わったのです。 早速、ランチを取りに新装開店の「パピヨン」(Le Papillon)へ行ってみました。店は明るく若いふたりのお兄さんが切り盛りし、奥の厨房には日本人シェフ「ダイスケ」さんが。メニューは「タパス」として「鶏の唐揚げ」や「海老フライ」「枝豆」などがあり、メインは「バーガー」で、クラシックなハンバーガーから照り焼き風味のピタに入った春巻き風バーガーまで日本タッチの軽食が並んでいます。バーガーはどれも6ユーロ、タパスは3〜6ユーロで学生さんの予算でもOKの手頃な値段、開店3日目にして大盛況でした。ちなみにシェフのダイスケさんはマレ地区にあるビストロ「カフェ・デ・ミュゼ」(Caf...

  • ノルマンディーの日曜日  Un dimanche en Normandie

    07 June 2015 ( #Trip )

    ノルマンディー 地方まで出かけました。パリのサン・ラザール駅から列車で約1時間、人口2100人の小さな町にYさんが家族と暮らしていらっしゃいます。今日は年に1度の町を挙げての古道具市があると聞いてお邪魔しました。澄み切った青空が広がり、長閑な田園風景の中に佇む可愛い町。12世紀に建てられたロマネスク様式の教会は大事に利用されているとお見受けしました。 Yさんのお宅は築200年以上で、宝物がたくさん見つかりそうな雰囲気の田舎家です。その上、庭が2つもあって、イチジクやリンゴ、サクランボ、モモ等、果樹が至る所に植わっているのです。もちろん、綺麗なお花もいっぱい咲いています。その庭でご馳走に舌鼓を打ち、お土産にシャクナゲとダイオウ(rhubarbe)までいただいて、幸せな1日を過ごして帰途に着きました。もちろん、家に帰ってすぐにダイオウのコンポートを作ったことは言うまでもありません。 Lunch...

  • 布地買うならマルシェ・サン・ピエール地区 Marché Saint Pierre

    18 June 2015 ( #Life )

    古くから、反物屋さんや小間物屋さんが集まっているのが、モンマルトル丘(Butte Montmartre)の麓にあるマルシェ・サン・ピエール地区。アウトサイダー・アート(Art brut)美術館である「アル・サン・ピエール Halle Saint Pierre」もあり、独特の雰囲気を漂わせています。最寄り地下駅「アンヴェール Anvers」近辺には、安くて有名な衣料雑貨店「タチ Tati」や露天が並び、旧植民地からの移民と観光客でいつもごった返しています。そして、駅から反物屋さんへ通じる道の両側には土産物店がひしめき合い、正面にはサクレ・クール寺院が聳え立っているのです。...

  • レストラン界の若い貴公子ホアン・アルべラーズ restaurant «Nubé »

    09 June 2016 ( #Food )

    ホアン・アルベラーズ(Juan Arbelaez)が、ディプロームなし、コネなしで、料理人になろうとボゴタからパリにやってきたのは18歳の時、今から10年前のことです。運良くコルドン・ブルーでフランス料理の基礎を学ぶことができ、そこでピエール・ガニエールのセカンドに見出され、いきなり3星レストランの見習いに。3人の有名シェフの元で腕を磨いた彼は2012年にテレビの料理番組「トップ・シェフ Top Chef」に出演します。これがきっかけとなり、人気店のセカンド・シェフとして1年働き、2013年には自分の店をパリ郊外ブーローニュに開きました。そして3年後の今年、シャンゼリゼ地区の5星ホテル「マリニャン...

  • 上海旅行*1日目*  Voyage à Shanghai

    30 March 2016 ( #Trip )

    娘が仕事で上海へ行くというので、私も急に上海行きを決めました。日本人にはヴィザが不要なので、こういうことが可能なのです。 パリから10時間半かかって上海に着き、ホテルに入ったのは現地時間の午前11時。以前から上海に行ったら「ショーロンポーを食べよう」と思っていたので、早速、評判の「沈大成」へ。この店は歩行者天国の繁華街「南京東路」の真ん中にあります。店の横には大きな人だかりが、、、何かと思って近寄ってみると、青いお団子( 豆沙 青团)を買う為に長い行列ができているのでした。私も手振り身振りで3元50(約60円)を払い、1個買いました。...

  • パリに日本伝統の食卓アート  Les Arts de la Table japonais ancestraux

    11 September 2015 ( #Life )

    オペラ地区にある「メゾン・和 Maison Wa」で来年の3月まで、有田焼、輪島塗、播州刃物の製品が展示販売されます。日本の経済産業省「The Wonder 500」プロジェクトの職人技が生きている「ものづくり」部門認定商品の一部が集められています。まだ、海外で知られていない製品を紹介し、販売促進の後押しすることを目指しています。昨日はそのヴェルニサージュがあり、日本のテレビ取材も入り、大盛況でした。その場で刃物を購入していくフランス人も何人か見かけました。 この機会に「包丁研ぎ」をお願いできるとあって、私は日本の菜切包丁を持って出かけました。思えば、遥か昔、祖父が生きていた頃は、見よう見まねで包丁を研いでいたものですが、大きくなるに従い、毎日の包丁はステンレス製に変わり、スーパーで売っている簡易包丁研ぎ器を使うようになってしまいました。今、パリで使っているのは数ユーロで買った「IKEA」製研ぎ器です。これで十分なのですが、日本包丁はやっぱり砥石を使って研ぎいたいもの。去年開店した、アリーグル市場に近い日本包丁専門店「ジャパニーズ・ナイフ・カンパニー...

  • オシリスと古代エジプト神話  Osiris, mystères engloutis d’Egypte

    15 September 2015 ( #Life )

    オシリス(Osiris)は古代エジプトの神であり王として農耕を勧め、国を栄えさせましたが、妬んだ弟に殺され、体をバラバラにされてナイル川に捨てられました。イシス(Isis)が亡骸を集め、再現し蘇らせ、以来、オシリスは冥界の王として君臨し、イシスとの間に生まれたホラス(Horus)がエジプト王になったという神話がギリシャの哲学者プルタルコスによって書かれています。オシリスが古代エジプトに繁栄をもたらし崇められていたことを裏付けるオブジェとそれらを発掘したフランク・ゴジョ(Franck Goddio)率いる「ヨーロッパ海洋考古学研究所...

  • チベット料理は優しい味   Kokonor

    01 August 2015 ( #Food )

    パリ5区にあるサン・ジャック通り(Rue Saint Jacques)はパリで最初に作られた南北を走る道路です。カルチェ・ラタンと呼ばれる中世からの文教地区の中心をなしていたのがこの通りでした。多くの校舎が郊外へ移って行く中で、シンボルとも言えるソルボンヌ大学やパンテオンは昔のままの姿を留めています。 この地区に何故か多いのがチベット料理店。パリのチベット人口は僅か700人と言われているのですが、レストランや民芸品店だけはたくさんあるのです。どの店もひっそりとした佇まいで、開店休業といった雰囲気を漂わせていて、何となく入り難い雰囲気がありました。8月のパリは1年で最も住人が少なくなる季節です。その為、多くの商店も夏季休暇、レストランも例外ではありません。その為、期せずして、チベット料理店のひとつで昼食を取ることになりました。...

  • 絵画のキャバリア・キング・チャールズ Musées Royaux des Beaux-Arts de Belgique

    29 August 2015 ( #My dog )

    ニュルンベルクで予期せずクラナッハ展に出会って以来、機会ある毎に美術館へ足を運んでいますが、今回はブリュッセルのベルギー王立美術館(Musée Royaux des Beaux-Arts de Belgique)へ行きました。ここにもクラナッハが6点あるからです。そのうちの1枚が「ヴィーナスとキューピッド」で、粋でおしゃれなヴィーナスがそこにいました。流石ベルギーを代表する美術館だけあって、ルーベンス(Rubens)の壮大な作品が並ぶ大きな部屋やブリューゲル(Brueghel)の作品がたくさんあり、しばし時間の経つのを忘れました。...

  • パリ・デザイン・ウィーク Paris Design Week 2015

    05 September 2015 ( #Life )

    今年で5回目を迎える「パリ・デザイン・ウィーク」が今日から始まりました。参加団体は300に上ります。新人クリエーターからオルセー美術館まで、世界中のデザインがパリに集まったのです。この機会に参加ギャラリーや商店は特別の品を並べます。その中で中心的な会場がレ・ドック=シテ・ド・ラ・モード・エ・デザイン(Les Docks – Cité de la Mode et du Design)。ここの大展示ホールには「now! le Off」というタイトルで、家具や照明器具などインテリア関連オブジェが所狭しと置かれました。...

  • パリで見つけた“チャンチン(香椿)”  Toona Sinensis

    06 June 2015 ( #Life )

    パリの5区と13区を隔てるサン・マルセル大通りの並木に注目したのは1週間前のことです。それまでは、隣の通りの並木と同じ「エンジュ:Sophora Japonica」だと思い込み、よく見たことはありませんでした。犬の散歩で朝早くサン・マルセル通りを通りかかると、アジア系の女性が木の根元で何かを集めていました。不思議だと思いつつも家に戻り、そのことはすぐに忘れてしまいました。夕方、また犬を連れて同じ通りへ行くと、今度はふたりの女性が木の根元で何かを集めているではありませんか。好奇心が頭をもたげ、何をしているのか訊いてみました。フランス語が通じないので、ボティランゲージを駆使して分かったのは「木の根元に生えている若芽を摘んで、中華料理に利用する」ということでした。...

  • パリ最大規模の古道具サロン  Salon Emmaüs

    14 June 2015 ( #News )

    今では恒例となった年に1度のサロン・エマウス(Salon Emmaüs)が開かれました。今年で16回目、3万人くらいが集まります。エマウスというのは、1949年にピエール修道士(Abbé Pierre)のイニシアティヴで創立された協会で、宗教や人種を超えて、貧困問題と戦うことを目的としています。この協会の資金集めのひとつが不用品や篤志家からの寄付品の再販売で、パリ市内には販売店が数カ所あります。本日、フランスとヨーロッパにあるエマウスのグループが150以上集まり、パリのポルト・ド・ヴェルサイユ展示会場で即売を実施しました。...

1 2 3 4 5 6 7 8 9 10 > >>