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今日から夏時間 Heure d'été

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今日から夏時間 Heure d'été

冬がなかなか終わらないなぁと思っているうちにもう夏時間がやってきました。今朝、起きてすぐに家中の時計を1時間進めました。1976年から続いている習慣です。フランスでは70年代の石油ショックを機にジスカール・デスタン大統領が導入したエネルギー対策の一環ですが、1998年にはEC圏内の各国が同じ日に実施するように統一されました。以来、夏時間の始まりは3月最後の日曜日の午前2時、冬時間の始まりは10月最後の日曜日の午前2時です。しかし、時間が変わったことに気づかない人や体内時計が狂ってしまう人も多く、犠牲を払ってまで時間を進めたり遅らせたりする必要があるのか疑問視されています。最近行われた世論調査では58%の人が時間を変えることに反対だそうです。昨日、セゴレーヌ・ロワイヤル環境庁長官は「夏時間制度の見直しを視野に入れ、エネルギー節約に効果があるのか調査中」と発言しました。もしかしたら、夏時間は今年が最後になるかもしれません。...

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繊細ディナーの一夜 Neige d'été

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繊細ディナーの一夜 Neige d'été

昨夜は素晴らしいレストランで繊細なディナーに舌鼓を打ちました。パリ15区の住宅地に静かに佇むお店です。白が基調の洗練された店内で働くのはすべて日本人スタッフ、シェフの西さんはル・サンク(Le Cinq)でシェフ・ド・パルティ(魚部門シェフ)として活躍なさっていましたが、去年8月にご自分の店「ネージュ・デテ」(Neige d'été)を開かれたそうです。 メニューはその日の仕入れによって変わる「シェフお任せ」コースです。前菜のポークの美味しかったこと!すべてのお料理が素晴らしかったのですが、特に3...

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マレ地区のアート・フェア Drawing now 2015

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マレ地区のアート・フェア Drawing now 2015

3月25日から29日までパリ3区のカロー・デュ・タンプル(Carreau du Temple)で開かれているアート・フェアに行ってきました。今年で9回目となるこのイベントには、フランスを中心に73軒のヨーロッパや日本の画廊が参加、広く心地よいスペースに各画廊が並び、セレクトした作品を展示しています。また、企画展コーナーもあり、今年のテーマは「Le dessin engagé」(社会派デッサン)、興味深い作品が並んでいました。 このイベント会場は嘗てのマルシェ・デュ・タンプルで、衣料品や革製品、絨毯などを売る店が集まり、20世紀中頃までは隆盛を誇っていた場所です。その後、客足が減り、一時はパーキングに建て替えられそうになりますが、この建物を惜しむ署名運動が功を奏し、1982年には歴史建造物に指定されました。そして、長い修復工事の後、鉄骨とガラス屋根のマルシェがイベント会場に蘇ったのです。それは去年2月のことでした。 Tomi...

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パリの新しいバス停留所 Abribus

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パリの新しいバス停留所 Abribus

去年から始まったバス停のリニューアル工事が少しづつ進んでいます。そして、本日、我が停留所にバスのインフォメーションが表示されていたので、びっくりしました。工事が終わっても一向に機能しないなとずっと思っていたからです。バスの待ち時間が外側と内側の2カ所に表示されることになっていますが、内側の表示だけが機能していました。外側の表示も作動していたのですけど、内側の情報と全く違っていて、昼間なのに夜間用のバスが通ることになっていたのは信用できませんよね。でも何はともあれ、一部でも作動するようになったのは喜ばしい限りです。おまけに携帯機器用のチャージャー(差し込み口:USB)も設置されています。これがすべて機能すればホントに嬉しいのですけど。...

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パリの日食 Eclipse solaire 、、しかし 

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パリの日食 Eclipse solaire 、、しかし 

今日は久しぶりにパリで日食が見られるということで、絶景テラスを持っている友人宅にお邪魔し、太陽が78%隠れる予定の10時29分を待ったのですが、全く駄目でした。 第一の原因は「雲」です。天気予報がピタリとあたり、風なしの曇天でした。それに加え、今週は大気汚染がひどく、特に今日は「汚染警報」が出され、パリの街は白く霞んでいます。霧が発生していると思っている人もいますが、これは高レベルの汚染なのです。この警報が出されたのは、今年に入り3回目で、汚染は特に微粒子物質(PM10)から来ています。フランス...

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ミミちゃんとタリス Mimi on Thalys

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ミミちゃんとタリス Mimi on Thalys

先週末、ミミちゃんとタリスに乗ってブリュッセルへ行きました。変更不可の切符で乗る予定だったタリス(国際超特急)に乗り損ね、危うい旅の始まりでしたが、優しい車掌さんの計らいで、すぐ次の列車に乗ることができました。超過料金など一切なしです。その上、体重が12キロ以上あるミミちゃんは旅行用の大きなカバンがあるので、それに入って無料で乗車、快適に旅行できました。以前、ゴールデン・レトリバーを連れて、パリと南仏をTGV(フランス新幹線)で往復していた友人は、いつも子供料金を払っていたようです。SNCF(フランス国鉄)には動物の体重制限があって、6キロ以上は有料です。...

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ベリー地方で赤木画伯展覧会

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ベリー地方で赤木画伯展覧会

3月13日から31日まで日本が誇る洋画家赤木さんの展覧会が開かれています。赤木さんはパリの街を描いて60年、どうしてベリー地方で展覧会?と疑問を抱きつつ、片道278キロある「サンタマン・モンロン」という町まで行ってきました。ここは知る人ぞ知る「金細工」の町で、展覧会場は15年前に完成したピラミッド型の Cité de l'Or (黄金都市)と名付けられた場所でした。田舎に忽然と現れた超モダンなピラミッド内には、金細工に関する常設美術館があり、コンサート・ホールと企画展用の素晴らしい空間がありました。こんな田舎にこんな場所がという驚きの世界があったのです。ユネスコ世界遺産に指定されているブルジュの町の近くで、ジョルジュ・サンドのノアン館も遠くありません。ベリー地方へお出かけの際は、このサンタマン・モンロンまで足を延ばされてはいかがですか? Kojiro...

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ブリュッセルの不思議な店

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ブリュッセルの不思議な店

ブリュッセルで不思議な店を見つけました。繁華街のルイーズから少し行った場所にこの店はありました。名前は「ジョウヌ」、フランス語で黄色という意味です。日本人がやっているからこの名前?と思ったりしましたが、命名についてはまだ訊いていません。何故、不思議な店かというと、営業項目が「ヘアサロン」「指圧・整体」「占い屋」となっているからです。美容室と占いが一緒になっている店を初めて見ました。ブリュッセルに住んでいる息子が日本のマッサージに行くというので私も一緒に行ったのですが、広い店内には日本の小物や服、ピアノや人形が所狭しと置かれていて、一見すると何の店か判然としません。しかも「店」なのか「個人の居間」なのか、はたまた「バザー会場」なのかという不思議な、しかし何故か昔懐かしい雰囲気を漂よわせていたのでした。...

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