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もうすぐ消えるポリ袋 Interdiction des sacs plastiques

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もうすぐ消えるポリ袋 Interdiction des sacs plastiques

2017年1月1日からプラスティックの袋が消えます。つまり明日からです。今年の7月からすでにレジでは配られなくなっていた袋ですが、スーパーや市場で野菜や果物を入れる「あの薄い」袋も禁止になります。唯一植物性の袋のみが使うことを認められます。かなり前から自然食品店では紙袋が使われていますが、これがすべての店で適用されることになるわけです。 私の幼い頃は、乾物屋さんやお肉屋さんが竹の皮や新聞紙に品物を包んでくれました。それがいつの頃からかポリ袋にとって代わられ、清潔で便利で近代化の象徴のようなこの袋が急激に増えていったのです。そして今では増え過ぎたポリ袋の処理に頭を抱える事態に陥ってしまいました。なぜならポリ袋は自然分解しません。土には戻らないのです。自然界に捨てられたポリ袋やペットボトルが地球に溢れ、深刻な公害をもたらしています。2020年からは使い捨てのプラスチック容器も禁止になります。...

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オバマ大統領のクリスマス・プレゼント Dernier cadeau de Barack Obama

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オバマ大統領のクリスマス・プレゼント Dernier cadeau de Barack Obama

12月23日に国連安全保障理事会が「イスラエルが占領しているパレスチナ地区での入植活動非難」決議を採択しました。これは、エジプトが提案した草案をトランプ次期大統領が圧力をかけてエジプトに断念させた後、ニュージーランド、マレーシア、セネガル、ベネズエラの4カ国が引き継いだ決議案です。アメリカは常にイスラエルの擁護を公言してきた国で、ケネディの時代からアメリカはイスラエルへの軍事支援を拡大してきました。2016年に約束したイスラエルへの次の10年間の支援金は380億ドルに上ります。アメリカのイスラエル・ロビーは強大で、民主党議員も共和党議員もロビイストに逆らうことは議員生命を危うくすることを意味します。アメリカは唯一「入植中止を求める決議案」を1980年に賛成しました。この時の大統領はジミー・カーターです。彼以外の大統領は常にイスラエル政策批判の決議案成立を阻止してきました。...

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クリスマス・ケーキはヴェール・ヴェール Bûche de Noël Vert-Vert

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クリスマス・ケーキはヴェール・ヴェール Bûche de Noël Vert-Vert

フランスのクリスマスケーキと言えば、薪の形のビューシュです。1836年生まれのパティシエであるピエール・ラカム(Pierre Lacam)がこのケーキの考案者と言われています。確かに、彼が出版した19世紀のお菓子の本( Historique et géographique de la pâtisserie )には挿絵入りのレシピが載っています。この同じ本にヴェール・ヴェールという若草色のケーキのレシピも載っています。このお菓子の起源は書かれていませんが、ピスタッチオの入った美味しいケーキです。 今年のクリスマスは、ヴェール・ヴェールのビューシュにしてみました。伝統的なビューシュはビスキュイ生地にバタークリームを塗ったロール形ですが、バタークリームはコレステロール値が上がりそうで怖いので、ピスタッチオを入れたムスリーヌ・クリームにしました。このクリームにはほうれん草のピューレを少し混ぜて若草色にしています。ロールに巻いたビスキュイの中心には洋ナシを入れました。こうして出来上がったのがピスタッチオと洋ナシのビューシュです。 Bûche...

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パリ空港と市内を結ぶ新しい鉄道 CDG Express

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パリ空港と市内を結ぶ新しい鉄道 CDG Express

現在のパリ空港と市内を結ぶ鉄道は観光客にとって快適な交通手段とは言い難いものです。車内は汚れ、表示はフランス語のみ、 朝夕のラッシュ時に荷物を持って乗った日には地獄の思いです。それに加え、窓から見えるのは老朽化したコンクリートと落書きに溢れた郊外、花の都パリのイメージとは程遠い景色です。初めてパリに着いた観光客はがっかりするかもしれません。 昨日、元老院(Sénat)で「パリ空港エクスプレス CDG Express」計画が承認されました。すでに国民議会(Assemblée nationale)で...

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アドベントカレンダー  Calendrier de l’Avent

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アドベントカレンダー  Calendrier de l’Avent

12月になると、子供のいる家庭でよく見かけるのがアドベントカレンダー(calendrier de l’Avent)です。アドベントとは、イエス・キリストの降誕を待つまでの期間のことで、通常12月1日から24日までを指します。元々、ドイツで始まった習慣だと言われていますが、フランスでもこのカレンダーが大活躍です。12月になると、街はもうクリスマスの装い。子供達は指折り数えてクリスマスを待つことになりますが、そこに登場するのがこのカレンダー。日付のついた窓や引き出しをひとつずつ開けて中に入ったチョコレートやお菓子を食べるのです。...

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ミミちゃんが亡くなりました Mimi-chan est mort ce matin

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ミミちゃんが亡くなりました Mimi-chan est mort ce matin

ミミちゃんが今朝亡くなりました。午前3時半のことです。8歳で家族の一員になった時から心臓弁膜症を持っていました。歳と共に肺の働きも衰えていったようで、痰の量が増えていきました。薬を飲んでも痰は減りません。最近は痰が出難くて苦しそうにすることもよくありました。昨日はご飯を喉に詰まらせてもがいていましたが、やがて大量の痰の袋に入ったご飯を吐き出して事なきを得ました。これは2回目です。 そして、今朝、一緒のベッドに寝ていたミミちゃんがベッドの上を起き上がったり寝返りを打ったりを何度も繰り返すのです。私...

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簡単で楽しいお寿司 Sushi express

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簡単で楽しいお寿司 Sushi express

大した食材が手元にない時にはお寿司を作ります。ご飯と海苔、お酢があれば取り敢えずお寿司が作れます。フランスでは珍しく52%の魚が使われているカニカマ(Vico)が冷蔵庫にあったので、これを基本に卵焼きとアヴォカドを加えて巻き寿司にしてみました。薄く切ったアヴォガドを海苔上に広げたスシ飯の中央に置き、白ゴマを振って裏返し、カニカマにマヨネーズを垂らして巻きました。この若草色が気に入っています。 新鮮なマグロや鮭が手に入ったら、椿寿司もお勧めです。湿らせた布巾を手の平に広げ、そこへ薄く切ったマグロを...

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大気汚染とブロッコリ Pousses de brocoli contre la pollution

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大気汚染とブロッコリ Pousses de brocoli contre la pollution

今週はここ10年来で最も大気汚染度が高く、パリでは毎日のように大気汚染警報が出されました。車ナンバーが奇数か偶数かによって運転を見合わせ、その代わりに路上駐車や公共のトランスポートが無料になりました。すぐに絶大な効果を生むわけではありませんが、少しでも各自が努力しない限り、汚染は進む一方です。これを受け、今朝の閣議で新しい対策が出されました。ディーゼル車から電気自動車に買い換える場合、あるいは電気自転車購入に際して国が援助を出す云々。しかし、かなり前からディーゼル車公害が問題になっているにもかかわらず、改革は遅々として進まないのがフランスの現実です。...

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サロン・デ・ボザール2016 Salon National des Beaux Arts

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サロン・デ・ボザール2016 Salon National des Beaux Arts

国民美術協会(Société Nationale des Beaux-Arts)はフランスを代表する美術団体のひとつ。1862年に設立され、当時の理事長はテオドール・ゴティエ、理事にはドラクロワやピュヴィス・ド・シャヴァンヌらが名を連ねました。1890年以降、毎年公募展を主宰しており、1903年からのサロン・ドトンヌ(Salon d’Automne)は、この協会から分かれてできたサロンです。展覧会サロン・デ・ボザールが今日からカルーゼル・デュ・ルーヴル(Carrousel du Louvre)で始まりました。...

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ポピュリズムに傾くヨーロッパ Populisme en Europe

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ポピュリズムに傾くヨーロッパ Populisme en Europe

昨日はヨーロッパにとって重要な選挙が2つありました。オーストリア大統領選挙とイタリアの憲法改正の是非を問う国民投票です。前者は予想を破り、右翼の大統領は誕生しませんでしたが、途中から現イタリア首相マテオ・レンツィ( Matteo Renzi )の信任投票の色合いを強めていた後者は結果が 「ノー」と出て、首相が退陣することになってしまいました。意欲的に政治改革を進めていたレンツィを国民が認めず、ポピュリスト「5つ星運動( Movimento 5 Stelle )」の躍進は欧州連合(EU)団結に陰を落とすものです。オーストリアではEU離脱派ノルベルト・ホーファー(...

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