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life

野草が溢れるパリの散歩道 Promenade dans la Petite Ceinture

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野草が溢れるパリの散歩道 Promenade dans la Petite Ceinture

Petite Ceinture du 14è (entre Didot et Porte d'Orléans) 19世紀中頃に敷かれた全長32キロの「小さなベルト petite ceinture」と呼ばれる鉄道はパリ市内をグルっと囲んで走っていました。貨物輸送を目的として作られましたが、一時は乗客も運ぶ重要な鉄道でした。しかし、地下鉄の発達や貨物の減少で、1970年代末には殆ど需要がなくなり、1993年に廃線となってしまいました。以来、放置状態だったのが功を奏したのか、次第に動植物の宝庫となり、2007年から一部の地帯がアクセス可能となったのです。...

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サリー・ガボリ展 Sally Gabori à la Fondation Cartier

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サリー・ガボリ展 Sally Gabori à la Fondation Cartier

マダディンキンアーシー・ジュウォンダ・サリー・ガボリ(Mirdidingkingathi Juwarnda Sally Gabori)の絵画展がフォンダシオン・カルティエ(Fondation Cartier)で始まりました。彼女はオーストラリアのアボリジニ、1924年頃にオーストラリア北部カーペンタリー湾ベンティンク島で生まれたそうです。1944年当時の島民は125人、島の自然のみで生活していた彼らは1948年の台風と津波で土地の殆どを失い、宣教師たちの勧めによって仕方なく隣のモーニングトン島に移り住みました。最後まで島に残っていた住民は63人でサリーもその一人でした。サリーたちは子供たちと離され、方言や慣習を禁止される生活を余儀なくされました。...

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文明開化の子供たち Les enfants de l'ère Meiji

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文明開化の子供たち Les enfants de l'ère Meiji

3月30日〜5月21日まで「Les enfants de l'ère Meiji 文明開化の子供たち」と題した展覧会がパリ日本文化会館(Maison de la culture du Japon à Paris)で開かれます。版画を中心とする約140点の貴重な作品や資料が並びました。近代化が進む19世紀後半の日本の風俗が子供たちと共に生き生きと描かれている版画の数々。教育の為に作られた万国旗や植物・動物の絵など珍しい版画も展示されています。また、フランス人画家ビゴーGeorges Fredinand...

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緑の手! La Main Verte

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緑の手! La Main Verte

フランス銀行(3月13日公表)によると、今年の物価上昇率は3,7〜4,4%となる見込みです。ウクライナ戦争が始まる前からエネルギー価格問題に直面していたフランスは、今回の戦争でこれが決定的となりました。原発先進国のフランスは、55%の天然ガスをロシアに頼っているドイツほどではありませんが、石油やガス開発をロシアで展開している企業トータル・エネルギーの進退に悩んでいます。ロシアへの経済制裁では天然ガスと石油の輸入を止めるのが最も効果的と言われていますが、この部分は未だに手が付けられていません。つい最近まで、ロシアに大きく依存しているエネルギー問題を誰も真剣に考えていなかったとは俄かに信じがたいことです。...

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ストリート・アートとウクライナ Artistes soutiennent l'Ukraine

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ストリート・アートとウクライナ Artistes soutiennent l'Ukraine

rue Buot, 75013 ウクライナ戦争が始まって以来、街角で見かけるタッグ(tag いたずら書き)には黄色と青色が目立つようになりました。近所の薬局の仮テントも黄色と青色です。ウクライナ国旗に使われるこの2色はウクライナ支援の象徴なのです。パリ13区のビュット・オー・カイユ(Butte aux Cailles)地区の細道には以前からタッグ、いつの頃からかストリート・アートと呼ばれるようになった作品が多く見られます。今月初めに登場したセトの絵は可愛い少女がウクライナ国旗を持って戦車を踏み潰しながら歩いています。...

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ベストセラー本「墓掘り人」 Les Fossoyeurs

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ベストセラー本「墓掘り人」 Les Fossoyeurs

Les fossoyeurs de Victor Castanet (Ed.Fayard) ル・モンド紙が1月26日発売のノンフィクション「Les Fossoyeurs 墓掘り人」に関する記事を載せたのは24日の事。以来、テレビや新聞はこの本が取り上げた「老人ホーム」の件で持ちきりです。コロナ禍や大統領選挙も霞むほどの社会現象になっています。筆者である若いジャーナリストは3年間の緻密な調査を通じて、250人以上の証言とそれを裏付ける証拠を集め、出版社の法律家やベテラン・ジャーナリストの編集協力を得て、出版に至りました。パリ郊外高級住宅地ニュイ・シュル・セーヌにある一見すると高級ホテルと見紛うような老人ホームの実情が書かれていて、入居者の惨めな生活が赤裸々に語られています。これまでも老人ホームの人手不足などによる不十分な介護が指摘されていましたが、具体的で虐待とも言える様子を描いたこの本は多くの人に衝撃を与えました。...

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赤木 曠児郎回顧展 Akagi à la MCJP

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赤木 曠児郎回顧展 Akagi à la MCJP

2月1日からパリ日本文化会館で赤木曠児郎(Kojiro Akagi)回顧展が始まりました。去年2月の帰国中に亡くなられた赤木さんは享年87歳、1963年の渡仏以来、パリの街を描き続けた日本人画家です。暴風雨の日以外は、寒くても暑くても毎日街に出て、描いた素描原画は600点以上に上ります。まず、硬い鉛筆で下絵を描き、次に墨で細部に至るまで克明に輪郭を描きます。この間、双眼鏡で壁のシミや割れ目などを見つけ、書き加えます。ここまでで既に2週間は経過します。そして、この作業が終わると水彩で色を付けていくのです。1枚の素描原画を仕上げるのに3週間はかかると言います。もちろん、素描原画だけが赤木さんの作品ではありません。こうして出来た水彩画を元に油絵を描くのです。自宅兼アトリエで制作する油絵はいつの間にか赤い輪郭を持つ独特の絵に変わっていきました。...

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気温が下がると大気汚染が上がるパリ Attention à la pollution

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気温が下がると大気汚染が上がるパリ Attention à la pollution

今日のイール・ド・フランス。パリはPM2,5濃度が濃い赤(悪いの意)。 数日前から気温がめっきり下がり、晩秋らしくなりました。青空が広がり、寒くて無風の日は大気汚染の数値が上がります。つまり、数日前から粒子状物質 PM2.5の数値が高くなっているのです。昨日から、ニュースでは「なるべく車を使わないように」「仕事はリモートで」「野外活動や運動を控えましょう」と言っていますが、コロナ下のパリでは公害にまで気を配る人は殆どいないのが現状です。車の交通量はちっとも減っていません。PM2.5 が増える原因の一つに暖炉などの「暖房」があります。パリ市内では暖炉使用は禁止ですが、気温が下がると暖炉で薪を燃やす人も増えるのです。冬の暖炉の火は暖かく良いものですが、空気を汚してくれるので、現代生活には合いません。...

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ノートル・ダム広場の子供達の絵 Dessine-moi Notre Dame

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ノートル・ダム広場の子供達の絵 Dessine-moi Notre Dame

昨日、ノートル・ダムの近くを通ったら、広場に愛らしい絵がたくさん並んでいました。展示は題して「私にノートル・ダムの絵を描いて Dessine-moi Notre Dame」。このタイトルを見て、サン・テグジュペリの星の王子さまの一節を思い出しました。「星の王子さま」の第2章に「僕にヒツジの絵を描いて Dessine-moi un mouton」と王子さまが僕に頼む場面があります。王子さまはヒツジを見たことがないのでこう頼むのです パリ大司教は勿論ノートル・ダムをよく知っているに違いありません。で...

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アートの秋 Automne de l'art !

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アートの秋 Automne de l'art !

去年は新型コロナの影響で、殆どのイベントが中止になり、寂しい秋になりましたが、今年は大きな展覧会が目白押しです。 ケー・ブランリ(Musée du Quai Branly)では、今日からベナン重要文化財特別展 (Benin / restitution des 26 œuvres des trésors royaux d'Abomey) が始まりました。植民地時代にベナンからフランスに運んだ彫刻やオブジェを返還することになり、その前に6日間だけ一般公開されるのです。 ルイ・ヴィトン財団 (Fondation...

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