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life

フランス映画「マルグリット」 Marguerite

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フランス映画「マルグリット」	Marguerite

フランスでは毎水曜日に新しい映画のロードショーが始まります。本日封切られた映画「マルグリット Marguerite」の舞台は1920年のフランス。大金持ちの婦人マルグリット・デュモンは大の音楽好き。好きが高じて、とうとう大劇場でリサイタルを開くことに、、、という或る女性の悲喜劇をカトリーヌ・フロ(Catherine Frot)が好演しています。この映画は今年のヴェニス映画祭で上映され、賞は逃しましたが、観客から大喝采を受けました。この話のモデルとなったのは、アメリカ人のフローレンス・フォスター・ジェンキンス(Florence...

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オシリスと古代エジプト神話  Osiris, mystères engloutis d’Egypte

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オシリスと古代エジプト神話  Osiris, mystères engloutis d’Egypte

オシリス(Osiris)は古代エジプトの神であり王として農耕を勧め、国を栄えさせましたが、妬んだ弟に殺され、体をバラバラにされてナイル川に捨てられました。イシス(Isis)が亡骸を集め、再現し蘇らせ、以来、オシリスは冥界の王として君臨し、イシスとの間に生まれたホラス(Horus)がエジプト王になったという神話がギリシャの哲学者プルタルコスによって書かれています。オシリスが古代エジプトに繁栄をもたらし崇められていたことを裏付けるオブジェとそれらを発掘したフランク・ゴジョ(Franck Goddio)率いる「ヨーロッパ海洋考古学研究所...

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ぶどう収穫の開始   Vendange 2015

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ぶどう収穫の開始   Vendange 2015

ぶどうの収穫が始まりました。ぶどうが熟すのを待って収穫するので、各地方、各地区で期間は異なります。今年は例外的な酷暑で水不足に悩まされた夏、水はけの良い土壌を好むぶどうの木もここまでの乾燥には困ったようです。幸いにも8月末にたくさん雨が降り、62県(本土内には全96県)にまで及んだ取水制限は解除されました。イベントには欠かせないフランス人が大好きなシャンパーニュにとって今年は当たり年になるのでしょうか。 1760年創業、5番目に古いシャンパーニュの老舗はシャンパーニュ・ドゥラモット(Champagne...

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パリに日本伝統の食卓アート  Les Arts de la Table japonais ancestraux

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パリに日本伝統の食卓アート  Les Arts de la Table japonais ancestraux

オペラ地区にある「メゾン・和 Maison Wa」で来年の3月まで、有田焼、輪島塗、播州刃物の製品が展示販売されます。日本の経済産業省「The Wonder 500」プロジェクトの職人技が生きている「ものづくり」部門認定商品の一部が集められています。まだ、海外で知られていない製品を紹介し、販売促進の後押しすることを目指しています。昨日はそのヴェルニサージュがあり、日本のテレビ取材も入り、大盛況でした。その場で刃物を購入していくフランス人も何人か見かけました。 この機会に「包丁研ぎ」をお願いできるとあって、私は日本の菜切包丁を持って出かけました。思えば、遥か昔、祖父が生きていた頃は、見よう見まねで包丁を研いでいたものですが、大きくなるに従い、毎日の包丁はステンレス製に変わり、スーパーで売っている簡易包丁研ぎ器を使うようになってしまいました。今、パリで使っているのは数ユーロで買った「IKEA」製研ぎ器です。これで十分なのですが、日本包丁はやっぱり砥石を使って研ぎいたいもの。去年開店した、アリーグル市場に近い日本包丁専門店「ジャパニーズ・ナイフ・カンパニー...

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パリ・デザイン・ウィーク Paris Design Week 2015

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パリ・デザイン・ウィーク Paris Design Week 2015

今年で5回目を迎える「パリ・デザイン・ウィーク」が今日から始まりました。参加団体は300に上ります。新人クリエーターからオルセー美術館まで、世界中のデザインがパリに集まったのです。この機会に参加ギャラリーや商店は特別の品を並べます。その中で中心的な会場がレ・ドック=シテ・ド・ラ・モード・エ・デザイン(Les Docks – Cité de la Mode et du Design)。ここの大展示ホールには「now! le Off」というタイトルで、家具や照明器具などインテリア関連オブジェが所狭しと置かれました。...

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ルーヴル美術館のフェルメールとホーホ  Vermeer & Hooch

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ルーヴル美術館のフェルメールとホーホ  Vermeer & Hooch

今日は久し振りにルーヴル美術館へ行きました。先日ニュルンベルクで見たクラナッハがあまりにも強烈だったので、他の作品も見たいと思い、重い腰を上げたのです。ニュルンベルクでもう1点気になったのがピーテル・デ・ホーホ(Pieter de Hooch)でした。ホーホは17世紀のデルフト派の画家で、同時代のフェルメール(Vermeer)と影響を与え合っていたと言われています。確かにニュルンベルクにあったホーホの絵はフェルメールの35点目かと思わせるほど、特徴のある絵でした。アムステルダムまで行けば、たくさん見ることができるはずですが、取り敢えず、地下鉄で15分の所にもあるのを見逃す手はありません。...

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文化テレビ局アルテの新サスペンス   « The Team »

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文化テレビ局アルテの新サスペンス   « The Team »

ドイツ語とフランス語で放送されている独仏共同出資のテレビ局「アルテ arte」で新しいサスペンス・シリーズが始まりました。全8回で完結のフィクションです。1回は58分、コペンハーゲン、アントワープ、ベルリンで次々と殺人が起こり、3カ国の刑事でひとつのチームを作って捜査するという物語です。ディレクターは数年前に大ヒットしたデンマーク制作のサスペンス「The Killing」を一部担当したデンマーク人の Kathrine Windfeld 。「The Killing」のように、登場人物の研ぎ澄まされた個性と予想外の展開にどんどん引き込まれていきます。これで毎木曜夜の楽しみができました。この話の軸になっているのが、ヨーロッパの新しい犯罪捜査システム。現在、欧州連合に加盟しているのは28カ国ですが、これらの2カ国以上で共同捜査が必要とされる刑事事件が起こった場合、国境を越えた捜査チームが編成されるのです。...

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モンマルトルの絶景ホテル     Terrass "Hôtel

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モンマルトルの絶景ホテル     Terrass "Hôtel

スタンダール、ベルリオーズ、オッフェンバッハ、ギュスタヴ・モロー、エミール・ゾラ、上げ出したら切りがないほど多くの著名人が眠るモンマルトル墓地。その墓地の近くに「テラス・ホテル( Terrass "Hôtel )」はあります。その名の通り、この瀟洒なプチ・ホテルの屋上にはパリが一望に見渡せる広いテラスがあるのです。今年、内装を完璧にリニューアル、古き良い時代のホテルからモダンでスマートなホテルに蘇りました。 昼食後、コーヒーを飲みにテラスへ行き、ブランコ・ソファでゆら〜りゆらり。長閑なコーヒータイムを過ごしてきました。再オープンして1ヶ月、まだ知られていない所為か、開店休業状態のテラスで親切なギャルソンを独り占め。その上、コーヒー代はたったの3ユーロ。8月のパリは1年中で最も住人が少なく、駐車スペースは閑古鳥、ヴァカンスと無縁な私のような残り組にとって最高のパリがそこにあるのです。テラスでエッフェル塔を眺めつつ、会話に花を咲かせるのは贅沢なひと時です。 Swing...

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オンライン・キャンペーン・サイト AVAAZ

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オンライン・キャンペーン・サイト AVAAZ

AVAAZ とはヒンディ語で「声」とか「音」を意味する言葉。これは2007年にイギリス系カナダ人のリッケン・パテル(Ricken Patel)によって創られた NGO(非政府組織 )です。当初のメーリング・リストの参加者は300万人。年を追うごとに参加者が増え、現在は4200万人に達しようとしています。このまま行けば、5000万人突破も時間の問題ですが、ここに来て、技術的な問題に直面したようです。一切政府や企業からの資金を受けないこの組織は、一般賛同者からの寄付のみでサイトを運営しており、僅か15人の技術者だけでは立ち行かなくなったのです。...

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パリ市「ポイ捨て撲滅」キャンペーン  350 tonnes de mégots

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パリ市「ポイ捨て撲滅」キャンペーン  350 tonnes de mégots

9月からタバコの吸い殻を道路に捨てると「68ユーロの罰金」が科せられることになります。以前から犬の糞放置など「公民精神を欠いた行為」を取り締まる法令があり、ポイ捨ても含まれていました。しかし、罰金切符が切られたことはありません。街路樹の根元には金属製網状のものがよく置かれていますが、ここには吸い殻がいっぱい詰まっています。清掃しても網に嵌まり込んだ吸い殻は取れないからです。事務所やレストラン内での喫煙が禁止となってから、通りでタバコを吸う人が増えた分、吸い殻も増えています。地面に吸い込まれたタバコの成分を一掃するには10年かかると言われ、道路の美観だけの問題ではなく、これは環境に関わる重大問題なのです。ここで、以前読んだフランク・シェッツィング(Franck...

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