Overblog
Follow this blog Administration + Create my blog

緑の粘土は奇跡を起こす? Argile verte

Published on by Kayoko

緑の粘土は奇跡を起こす? Argile verte

左手の関節炎が痛むのでお医者さまに相談したら、1ヶ月分の消炎剤と胃薬を処方されました。飲み始めて5日くらいは問題なかったのですが、その後は薬を飲むと胃が重苦しくなり消化不良状態に陥った為、薬を中止しました。その代わりに始めたのが「緑の粘土 (argile verte)」の湿布です。これはモンモリロナイト (montmorillonite) という粘土質の鉱物を砕いて粉末にし、水を加えてペースト状にして使います。 この緑の粘土を患部に分厚く塗り、それをサランラップで覆い、2時間以上そのままにします。粘土には老廃物を吸収する力があり、痛みを鎮めると言われているからです。まだ5回しかしていない所為か、関節炎に関する効果のほどは何とも言えませんが、ここで思わぬ発見がありました。所謂セレンディピティ(...

Read more

四川航空機事故 Flight 8633 of Sichuan Airlines

Published on by Kayoko

四川航空機事故	   Flight 8633 of Sichuan Airlines

© REUTERS/Stringer 「5月14日に中国中部にある重慶からチベットの首都ラサに向かっていた四川航空のエアバスA319型機で、操縦室の窓が突然吹き飛び、副操縦士の半身が機外に吸い出される事故が発生した」という記事を読み、最初に浮かんだ疑問が「どうして窓が割れたの?」でした。そして思い出しました。 今から何十年も前のことですが、某航空会社の操縦室の窓ガラスに大きなヒビが入りました。左窓は細かいヒビで真っ白、前方が見えません。それは晴れた夜間の1万メートル上空を穏やかに飛行していた時のことで、アンカレッジから東京へ向かう海上で起こりました。最も近い陸地は冷戦中のソ連。窓のヒビが少しでも壊れ、穴が開いたら緊急着陸するしかありません。しかし当時のアメリカ人パイロットにとって、これは考えられない選択でした。「このまま、東京へ向かう」という機長の判断で、残りの飛行を続け、それは今も記憶に残る長い長い3時間となりました。...

Read more

SOSドクター   SOS Médecins

Published on by Kayoko

SOSドクター	  SOS Médecins

Carte des SOS Médecins 昨日から新聞もテレビもトップニュースは「ナオミの死」、トランプ大統領の「イラン核合意からの撤退」と並んで大きな反響を呼んでいます。ナオミさんは去年末、激しい腹痛を起こし救急電話をするも受付けてもらえず、その6時間半後に亡くなった女性です。 午前11時に15番(救急)に電話し、受付に助けを求めるも「お医者さんに連絡すればいいでしょ」と相手にされず、ぞんざいに電話を切られた彼女。その約5時間後にかけつけたSOSドクターのおかげで、先の15番の救急車で今度は病院に運ばれましたが、すでに救急車の中で心肺停止を起こし、17時30分には死亡が確認されました。...

Read more

お惣菜のケーキ Cake salé

Published on by Kayoko

お惣菜のケーキ Cake salé

cake salé フランスのホーム・パーティやピクニックでよく出会うのが「ケーク・サレ cake salé」、塩味のパウンドケーキです。野菜が余っていたり、冷蔵庫でハムやベーコンが眠っている時に作ります。基本材料は小麦粉と卵とオリーブ油、そこにハムやチーズ、オリーブの実を混ぜるのがクラシック・スタイルです。今回は、黄色と緑のパプリカが台所に転がっていたので、それにマッシュルーム、ベーコン、ニンジン、タマネギ、グリュイエール・チーズを混ぜて焼きました。 最近、指の変形性関節炎がひどくなり、医者に行ったら「チーズを食べるのは止めること!」と言われました。以前から注意はされていたのですが、これがなかなか守れないのです。美味しいケーキにはグリュイエールが欠かせません。しかし、還暦を過ぎると体のあちらこちらに不具合が出てくるのも厳然たる事実。食欲を優先するか健康生活を優先するかの選択は難しいところです。...

Read more

ブラック・ブロックに乗っ取られた今年のメーデー Black Blocs

Published on by Kayoko

ブラック・ブロックに乗っ取られた今年のメーデー Black Blocs

Black blocs, 01/05/2018, ©AFP 5月1日はフランスの祭日。毎年、各労働者団体がデモをするのが伝統です。パリではバスティーユ広場からイタリー広場までのデモ行進がこの日のハイライトで、仏国鉄ストや学生運動参加者のスローガンがクローズアップされるはずでした。 ところが、15時に行進が始まり、30分後オーステルリッツ橋に差しかかったところで、異変が起きました。一般デモ隊に紛れ込んでいた「壊し屋 casseur」たちが黒装束にヘルメット、覆面をし、デモ隊の先頭に集まったのです。その数は約1200人、最大でも600人と考えていた機動隊はただ様子を見守るばかり。橋を渡った彼らは、金槌や金属棒、発煙筒を出し、沿道の店や信号、広告塔などを次々に壊し始めました。機動隊が介入したのは破壊が進んでからなので、物的被害は甚大です。そのうちのひとつであるルノー車販売店は店舗が壊されただけでなく、展示していた車やバイクを歩道に出され、燃やされました。...

Read more