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ピラミッド誕生から30年 Pyramide du Louvre 

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ピラミッド誕生から30年  Pyramide du Louvre 

ルーヴル美術館広場に全面ガラスのピラミッドが出現したのは1989年のこと。当時は賛否両論、ルネッサンス様式の優美な建築物と斬新なデザインの組み合わせが物議を醸しました。そのピラミッドも今年で30年、今ではパリの風景としてすっかり馴染んでいます。それを記念して、今年は様々なイベントがありますが、ピラミッドのある広場には騙し絵のインスタレーションが登場しました。 この仕掛け人はパリ生まれのコンタンポラリー・アートの旗手JR*。1983年生まれの彼は2001年頃からストリート・アーティストとして活動を始め、...

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プラチュアップへの旅 Voyage à Prachuap

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プラチュアップへの旅 Voyage à Prachuap

アオ・ノイの夕日 タイの首都バンコクから南へ約290キロ、マレー半島北部にあるプラチュアップ・キリ・カーン(Prachuap Khiri Khan)は同名の県の中心地でもあります。人口3万人弱のこの町には歴史公園を含む広大な空軍基地があり、美しい景観、海の幸に溢れています。バンコクやパタヤの喧騒とは程遠く、静かな佇まいの田舎なのです。道にはチリひとつ落ちていません。そんな天国に限りなく近いプラチュアップで1年の半分を過ごす友人を訪ねてきました。 プラチュアップ湾で水揚げされる様々な海の幸、イカやエビ、貝が海岸沿いに並ぶレストランでいつでも味わえます。...

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農業・食料法の修正 L’interdiction de la production de pesticides reportée

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農業・食料法の修正 L’interdiction de la production de pesticides reportée

photo © Claude Prigent 大きな被害をもたらした16日の黄色ベスト運動の影でほとんど報道されなかった重要なニュースのひとつに、農薬生産に関する法律( loi Egalim )の変更があります。2017年1月から公園など公共の場での化学合成農薬(欧州連合で禁止された農薬)の使用、2019年1月からは個人用の使用が既に禁止になっています。しかし、この法律の施行により、ヨーロッパではスペインに次いで農薬販売第2位のフランス経済面の影響が懸念されていました。それを受け、議会が2022年からの国内での農薬生産、備蓄、...

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おばあちゃんと一緒! 12301 jours avec ma mamie

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おばあちゃんと一緒! 12301 jours avec ma mamie

12301 ours avec ma mamie / © Eglantine Chesneau エグランティーヌ・シェノー(Eglantine Chesneau)は元気で可愛い女の子。好奇心いっぱいの彼女は先日パリで行われた市民マラソンにも参加しました。彼女の職業はイラストレーター、機知に富んだ楽しいイラストで活躍しています。 そのエグランティーヌが新しい本を出しました。題して「おばあちゃんと一緒の12301日 *12301 jours avec ma mamie 」。大好きだった祖母が亡くなり...

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パリは燃えているか? Paris brûle-t-il ?

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パリは燃えているか? Paris brûle-t-il ?

今日は*黄色ベスト運動が始まって18回目の土曜日です。土曜日毎に集会デモがフランス各地で行われてきましたが、回を追う毎に動員数が減り、前回のパリ動員数は約3000人でした。この運動効果で、政府主導の「国民大討論 grand débat national」が始まり、市民は日頃疑問に思っている問題点を各自治体に訴える機会を持ちました。その終了に合わせて行われたのが今回のデモとあって、1万人(警視庁14時発表)以上がパリに集まったのです。 デモの度に問題となるのが壊し屋による破壊行為です。レマルクの小説「凱旋門」に登場する有名ブラスリー「フーケッツ...

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エールフランスKLM株をオランダが買い増し Air France - KLM

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エールフランスKLM株をオランダが買い増し Air France - KLM

2004年に2社が統合して誕生したエールフランスKLM社はフランス政府が資本の14%を握り、筆頭株主でした。統合してひとつのグループとなるもそれぞれの会社運営は別でした。その後、エールフランスの業績が悪化するのと反対にKLMは利益を増して行きます。去年の利益の80%がKLMからと言われているにもかかわらず、フランスにコントロールされ、オランダ国益が無視されていると不満が溜まっていました。この辺りはルノー・日産の関係を彷彿とさせます。 4年前に当時の経済大臣だったマクロンは、フランス政府の日産に対する影響力を増す為にルノーの株を操作し、後にフロランジュ法と呼ばれる法律を成立させます。これは民間会社(従業員1000人以上)において「国は出資分の2倍の投票権を持つ」というものです。フランスはルノー株の15%を保有していますが、この法律によって30%の権利を持てるようになったのです。カルロス・ゴーンはこの株操作に大反対したと言われていますが、若干37歳だったマクロンには勝てませんでした。...

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