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パリは猛暑   La canicule à Paris

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パリは猛暑     La canicule à Paris

サハラ砂漠からの熱風がパリに到着。今日の気温は北アフリカと同じだとニュースが報じています。この季節としては60年来の猛暑だそうで、記録が更新されるとの予報です。猛暑と言えば、2003年にヨーロッパじゅうが暑さに包まれた記憶が昨日のことのように蘇ります。この時は、フランスだけで2万人が熱中症で亡くなりました。暑さが3日以上続くと、涼しかった建物内部の温度もじわじわと上昇します。冬は暖かく夏は涼しい石造りの建物も、長引くと、外より暑いという状況になることもあるのです。ですが、このような状態になるのは稀ですので、クーラーを備えているアパートはあまりありません。...

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文化センター《104》のマルシェ・ビオ  Marché bio du 104

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文化センター《104》のマルシェ・ビオ  Marché bio du 104

パリ19区に市営文化センター「ル・ソンキャトル Le Centquatre 」があります。住所が「オーべルヴィリエ通り104番地 104 rue d’Aubervilliers 」であることから、番地の「104 cent quatre」がそのまま施設の名前となっています。 嘗てここには市営葬儀所がありました。棺の製作から墓地での埋葬まですべてを一括し、約1400人が働いていたと言われています。葬儀関連事業の民営化に伴い、1998年にこの葬儀所が閉鎖され、2008年に文化施設として蘇って現在に至ります。絵画、音楽、芝居、パフォーマンス、映画、デジタル映像など、すべての創作活動を支えることを主旨としています。また、アーティストにアトリエを提供し、創作・発表の場を与えることにより、地域の活性化を図るという目的もあります。...

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パリの古〜いレストラン「オーベルジュ・カフェ」 L’Auberge Café

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パリの古〜いレストラン「オーベルジュ・カフェ」 L’Auberge Café

花屋さんやペット屋さんが並ぶパリ1区のセーヌ川沿いからちょっと入った所にそのレストランはありました。「オーベルジュ・カフェ L’Auberge Café 」は1617年にできたという古〜いお店です。歴史建造物に指定されているので、簡単に改造はできません。店内は古色蒼然、500年の重厚さが伝わってきます。間口がそれほど広くないので、こじんまりした可愛いカフェかと思ったら、中にはたくさんのテーブルが並び、中2階にも席がありました。 天気が良いので、テラス席に着き、ランチにしました。メニューは3皿で18ユーロ、2皿なら13,50ユーロです。たくさんの料理候補の中から、前菜は「グリンピースのフラン(フランス版茶碗蒸し)」、メインは「鱈のソテーと南仏風野菜煮込み」、デザートは「ピーチメルバ」を選びました。どれも美味しく、特に魚料理は絶品でした。気軽にランチできる嬉しいお店の発見です。その上、昔のパリを彷彿とさせるタイムスリップしたような雰囲気が堪りません。...

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夏祭り2015パリの日本人大集合 Grand Matsuri au Passage des Panoramas

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夏祭り2015パリの日本人大集合 Grand Matsuri au Passage des Panoramas

パリ右岸には「パッサージュ」と呼ばれる19世紀初頭にできた屋根付きの商店街がたくさんあります。「パッサージュ・デ・パノラマ Passage des Panoramas 」もそのひとつ。全長133メートルのパッサージュに切手屋さんとレストランが軒を並べています。日本人で初めてミシュラン2星を獲得した佐藤シェフの店「Passage 53」もここにあり、姉妹店の餃子屋さんと共に繁盛しています。 さて、このパッサージュで「日本のお祭り」がありました。友人の仕出し屋さん(Pomponnette)も屋台を出すというので、私もちょっとお邪魔しました。ここの焼きそばはピカイチで、フランス人にも人気です。シェフに味付けの秘密を伝授してもらったので、作る楽しみができました。日本関連イベントでは定番となったお好み焼きや餃子に加えて、クレープや綿あめも顔を出し、音楽が始まる14時過ぎには多くの日本人と親日家で狭い通路がいっぱい。ゆかた姿の人たちもちらほら、今更ながら、パリに日本人がたくさん暮らしているのに感心しました。...

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クリスチャン・トルチュのフラワー・イベント  Summer Flowers par Christian Tortu

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クリスチャン・トルチュのフラワー・イベント  Summer Flowers par Christian Tortu

パリ10区パラディ通りにある「ル・ピュルガトワール Le Purgatoire」で昨日から3日間「サマー・フラワー Summer Flowers」と題したイベントが催されています。パラディ通りは嘗て食器関係の店がたくさん集まっていた地区で、その中心はクリスタルの「バカラ Baccarat」でした。今では古い店が消え、新しい街に変わりつつあります。このエスパス・ギャラリー「ピュルガトワール」がある場所には、19世紀の陶器製造所があったそうです。 毎年、夏至にパリ市内で音楽祭(Fête de la Musique)が開かれます。プロ・アマ問わず、誰でも自由にコンサートができる日です。いまではこの音楽の日がヨーロッパじゅうに広がっていますが、ピュルガトワールでは、生花と音楽を同時に楽しめる趣向です。フラワー・アーティストとして有名なクリスチャン・トルチュ(Christian...

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布地買うならマルシェ・サン・ピエール地区 Marché Saint Pierre

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布地買うならマルシェ・サン・ピエール地区 Marché Saint Pierre

古くから、反物屋さんや小間物屋さんが集まっているのが、モンマルトル丘(Butte Montmartre)の麓にあるマルシェ・サン・ピエール地区。アウトサイダー・アート(Art brut)美術館である「アル・サン・ピエール Halle Saint Pierre」もあり、独特の雰囲気を漂わせています。最寄り地下駅「アンヴェール Anvers」近辺には、安くて有名な衣料雑貨店「タチ Tati」や露天が並び、旧植民地からの移民と観光客でいつもごった返しています。そして、駅から反物屋さんへ通じる道の両側には土産物店がひしめき合い、正面にはサクレ・クール寺院が聳え立っているのです。...

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古いリネン類の洗濯  Linge jaunit et taché

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古いリネン類の洗濯  Linge jaunit et taché

先日の古物市で購入した白い綿のテーブルクロスとナプキンを広げてみると、たくさんのシミがついていたので洗ってみました。長い間、タンスの奥に仕舞われていた為にできたと思われる黄色のシミです。シミ抜き方法をインターネットで調べてみると、「炭酸ナトリウム過酸化水素化物」(percarbonade de soude = 2Na2CO3·3H2O2)が効果的で、環境にも優しいと書かれています。早速、自然食品店へ行き、これを買い、洗濯機を回しました。雑貨屋(droguerie)さんでも売っているようです。 洗濯機のプログラムを「綿洗い/90度」にセットして待つこと2時間、結果は?「やった〜」と思わず声を出したくなるほど、きれいになっていました。シミが見事に消え、白い上質のテーブルクロスに蘇ったのです。これでアイロンをかければ新品同様になりそうで、洗濯をする楽しみが増えました。 Sodium...

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パリの自然食品店 Le retour à la terre

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パリの自然食品店 Le retour à la terre

カルチエ・ラタンと言えば、ソルボンヌ大学とパンテオンが有名ですが、その近くに自然食品専門店(略して『ビオの店』と呼ばれる)があります。近年、スーパー・マーケットでも多くの自然食品が売れる時代ですので、珍しいことではありません。でも、これまであったビオの店は規模が小さく、品揃えもイマイチ、野菜は新鮮さに欠けるという購買意欲をそそられない店ばかりでした。 2011年にできた「ルトゥール・ア・ラ・テール 左岸」(Le retour à la terre : 『土地に戻る』という意)は、広々とした店内に、新鮮な野菜や果物が揃い、チーズやハム・ソーセージ類も充実しています。もちろん、乾物、調味料、ドリンク、コスメ、洗剤に至るまで何でも扱っているのです。こんな店を探していたと嬉しくなりました。...

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パリ最大規模の古道具サロン  Salon Emmaüs

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パリ最大規模の古道具サロン  Salon Emmaüs

今では恒例となった年に1度のサロン・エマウス(Salon Emmaüs)が開かれました。今年で16回目、3万人くらいが集まります。エマウスというのは、1949年にピエール修道士(Abbé Pierre)のイニシアティヴで創立された協会で、宗教や人種を超えて、貧困問題と戦うことを目的としています。この協会の資金集めのひとつが不用品や篤志家からの寄付品の再販売で、パリ市内には販売店が数カ所あります。本日、フランスとヨーロッパにあるエマウスのグループが150以上集まり、パリのポルト・ド・ヴェルサイユ展示会場で即売を実施しました。...

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美味しい“りんごのタルト” tarte aux pommes

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美味しい“りんごのタルト” tarte aux pommes

フランス菓子の王道は何と言っても「タルト(tarte)」です。それも「りんごのタルト」。有名パティスリーは競って「レモンのタルト」を作りますが、昔からお母さんが作る「りんごのタルト」に勝るものはありません。新鮮なりんごが手に入ったら、このタルトを作ります。スーパーに行くと、いろいろな種類のパイ生地が棚に並んでいます。片っ端から試してみましたが、どれもイマイチ。やはり、時間がかかっても自家製の生地を使うのに限ります。 作り方は簡単で、200グラムの小麦粉に、115グラムの塩入バターを小さく切って、...

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