ルーヴル美術館のフェルメールとホーホ Vermeer & Hooch
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今日は久し振りにルーヴル美術館へ行きました。先日ニュルンベルクで見たクラナッハがあまりにも強烈だったので、他の作品も見たいと思い、重い腰を上げたのです。ニュルンベルクでもう1点気になったのがピーテル・デ・ホーホ(Pieter de Hooch)でした。ホーホは17世紀のデルフト派の画家で、同時代のフェルメール(Vermeer)と影響を与え合っていたと言われています。確かにニュルンベルクにあったホーホの絵はフェルメールの35点目かと思わせるほど、特徴のある絵でした。アムステルダムまで行けば、たくさん見ることができるはずですが、取り敢えず、地下鉄で15分の所にもあるのを見逃す手はありません。
というわけでルーヴルに行ってみると、相変わらず観光客でいっぱいでしたが、お目当の絵はすべて2階の展示室にあり、こちらは見学者も少なく、ゆったりと見る事ができました。残念だったのは、クラナッハに関しては小作品しか展示されていなかったこと。また、フェルメールの2点のうちの大きい方の絵「天文学者」が日本へ借り出されて留守だったこと。そして、ホーホは5点あるはずだと思って出かけたのに結局は2点しかなかったこと。しかも、入館してから展示室に辿り着くまでに何度も道に迷いました。巨大な建物内の展示部分面積だけで6万平方メートル以上あり、階段やエレベーターが少ない為、目的地へ真っ直ぐ行くことが至難の技なのです。1階から順に見学して下さいということなのかもしれませんが、46万点はあると言われている美術館ですから、全部見て廻ることは不可能です。