チベット料理は優しい味   Kokonor

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Tibetan spice tea
Tibetan spice tea

パリ5区にあるサン・ジャック通り(Rue Saint Jacques)はパリで最初に作られた南北を走る道路です。カルチェ・ラタンと呼ばれる中世からの文教地区の中心をなしていたのがこの通りでした。多くの校舎が郊外へ移って行く中で、シンボルとも言えるソルボンヌ大学やパンテオンは昔のままの姿を留めています。

この地区に何故か多いのがチベット料理店。パリのチベット人口は僅か700人と言われているのですが、レストランや民芸品店だけはたくさんあるのです。どの店もひっそりとした佇まいで、開店休業といった雰囲気を漂わせていて、何となく入り難い雰囲気がありました。8月のパリは1年で最も住人が少なくなる季節です。その為、多くの商店も夏季休暇、レストランも例外ではありません。その為、期せずして、チベット料理店のひとつで昼食を取ることになりました。

入ったのは、「ココノール Kokonor」という「青海」を意味する名前の店です。13ユーロの「蒸し物」コースを選び、前菜にスープ、メインに餃子、デザートはミルク・ライスにしました。そしてスパイス入り特製のお茶を注文しました。3人だったので、皆異なった餃子を選び、3種類の餃子を楽しみました。麦こがしのスープで幼い頃食べた「はったい粉」を懐かしく思い出し、食事の途中で振る舞われたヤクのバター茶も優しい味で、久々の癒しのランチタイムとなりました。

Tibetan restaurant "Kokonor" in Paris

Tibetan restaurant "Kokonor" in Paris

Tibetan restaurant "Kokonor"

Tibetan restaurant "Kokonor"

Tibetan dumplings : Sho Momo, Sho Boleb, Tse Momo

Tibetan dumplings : Sho Momo, Sho Boleb, Tse Momo

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