フライドポテトはベルギーの文化遺産? Frites belges
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昨日はベルギーのフライドポテト国際日でした。「ベルギー人は哺乳瓶にもフライドポテトを入れる」という冗談があるくらい、フライドポテトが大好きです。国民ひとりが年間に消費するじゃがいも量は28キロ(2011年データ)、また90%がフライドポテトを食べると答えています。ベルギー人と切っても切れないフライドポテトはフランドル地方では2年前から文化遺産となりました。政治的にはオランダ語圏とフランス語圏がいつも対立していますが、このポテトの件では意見が一致、去年、ユネスコの無形文化遺産登録を申請する運びとなったのです。
そのフライドポテトをベルギー人はマヨネーズをつけて食べます。油で揚げたものをまた油で食べるの?と心配する向きもありますが、これが実によく合うのです。しかもベルギーのマヨネーズは生活に密着した香辛料のひとつで、配合まで法律で定められています。「マヨネーズ」と呼ばれるには油成分が80%、卵黄が7,5%以上含まれることとなっており、ヨーロッパ基準の油70%、卵黄5%とはかなり異なります。昨今の低カロリー傾向にブレーキをかけるこの法律の改正が叫ばれているベルギーです。
ちなみにフライドポテトを作る時、切ったじゃがいものを塩水に浸け、しばらくおいてから水を切り、布巾で拭き、油で2度揚げをすると、外はシャッキリ、中はネットリの美味しいフライドポテトが出来上がります。