ベルギーで紅茶キノコに再会! Konbu-tcha?
ブリュッセルの住宅地のひとつにサン・ジル地区(Saint Gilles)があります。テロで有名になったモレンベックほどではありませんが、ミディ駅に近い北側にはアラブ系の人たちが多く住んでいて、朝市の八百屋さんはモコッコ人です。その八百屋さんたちは支払い金額の端数をいつも切り捨ててくれます。お釣りを誤魔化されるのではと気を使うパリとは大違い、優しい心遣いにホッとするのがこの地区なのです。
ここで、昨日大きなガレージセールがありました。主だった通りが交通止めとなり、たくさんの古道具が所狭しと並べられました。冷やかし半分に覗いていたら、可愛い「スミレのモチーフ」のコーヒカップがあったので、1ユーロでゲットしました。家でよく見たら、ババリア地方のメーカー品でした。思わぬ収穫にニッコリ。
その後、近くの公園で「ブリュッセルの味 Taste of Brussels」というイベントが行われていたので、覗いてみました。いつもは犬が散歩に通るだけの公園なのですが、そこにたくさんテントが立っているではありませんか。人だかりのしているブースで足を止めると、そこに見覚えのある怪しげな物が、、、「それは何ですか」「コンブチャです」どう見ても「こんぶ茶」には見えません。40年前に大流行した「紅茶キノコ」にそっくりなのです。成分を訊いてみると、やっぱり紅茶キノコ。もう忘れていた「紅茶キノコ」にブリュッセルで再会するとはビックリでした。このブースのおじさんは6年前バンコックに旅行した時にこれと出逢い、以来製造して希望者に分けているそうです。