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  • ジョギングするなら早起きしよう! Activités sportives encadrées

    08 April 2020 ( #News )

    © Guillaume Bontemps / Ville de paris 最近、隔離政策にもかかわらず、外出する人が増え、社会的距離の確保 distanciation sociale が難しくなっています。その為、外出時のマスク着用を義務付ける町、痰を吐くのを禁止する町、公共のベンチを一掃した町まで出てきました。パリでは、ジョギング人口がめっきり増え、家族で散歩する人たちもよく見かけます。こうして、春の訪れとともに街は活気付いてきました。 この現象に危機感を抱いたパリ市は昨日、昼間の屋外でのス...

  • やっと台地に到達? On arrive au plateau ?

    09 April 2020 ( #News )

    Covid-19 en réanimation / SPF 毎日19時15分頃になると、テレビのニュース・チャンネルを開けます。隔離生活が始まって以来、仏公衆衛生局(Santé Public France)局長による記者会見を見るのが日課になってしまいました。新型肺炎Covid-19 の感染状況の説明があるからです。これまで、感染者、入院患者、死亡者などすべての数字が増え続けていました。ひたすら数字が減るのを期待してチャンネルを合わせるのですが、がっかりする日が続いていました。隔離解除にあたっては、集中治療を受けている患者数が減ることがひとつの目安なので、この数字が特に気になっているのです。...

  • 隔離25日目 Le 25ème jour

    10 April 2020 ( #Life )

    Nounours des Gobelins 隔離が始まった当初、休業してしまったお菓子屋さんやレストランが「テイク・アウト」でポツポツと復活してきました。 近所に高級パティスリー「カール・マルレッティ Carl Marletti」があり、久々に店が開いていたので、思わず飛び込みました。ケーキは通常の3分の一ほどしかありませんでしたが、シェフ自らがニッコリ笑ってケーキを渡してくれたので大喜び。いつもは背広をビシっと着込んだ店員さんに無表情に渡されるのですけどね。 もう一軒のパティスリー「カワカミ Kawakami...

  • ゼロ号患者の痕跡 Sur les traces du patient zéro

    11 April 2020 ( #Life )

    10日付のル・モンド紙に掲載された「調査:フランスにおける《ゼロ号患者》の痕跡」と題した記事はまるで推理小説のようです。思わず引き込まれ、最後まで一気に読んでしまいました。これはフランスで最初に起こった集団感染に焦点を当てています。未だ謎となっているゼロ号患者調査には国防省の協力が不可避ですが、それを求めて、空軍基地のあるクレイユ市長が議会での調査委員会設置を要求しました。これからその要約を数回に分けて載せたいと思います。 【第1回】 1月31日、フランス空軍所有のエアバス340型機が武漢空港を飛び立った。その目的は、千百万の人口を抱える武漢に暮らすフランス人を帰国させる為である。それに先立つ1ヶ月前に中国当局が新型コロナウイルスの警戒を呼びかけ、世界保健機関は「ウイルスに対する国際的な緊急事態」であると発表したところだった。...

  • ゼロ号患者の痕跡【第2回】La 2ème partie de l'article

    12 April 2020 ( #Life )

    © Olivier Fabre / Armée de l’air / Défense ゼロ号患者の痕跡【第2回】 1月31日午後、中国からの帰国者を乗せた飛行機がブーシュ・デュ・ローヌ県イストルの軍飛行場に着陸した。武漢の飛行場でかなりの待ち時間を過ごし、12時間の飛行で疲れた様子の帰国者たちが機外に出る。彼らは武漢出発前に軍医による問診を受け、あらゆる予防措置を講じられていた。その中に鼻水を流していた人と微熱がある人が発見され、彼らは機体の後尾に隔離されて帰国した。機体は、フランスの基地を出発し、イストル軍空港に到着するまで、武漢以外、どこにも寄港していないと国防省は言う。...

  • ゼロ号患者の痕跡【第3回】la 3ème partie de l'article

    13 April 2020 ( #Life )

    Jérôme Salomon au point de situation 【第3回】ゼロ号患者の痕跡 2月26日、リヨンでは、トリノのユベントスとオリンピック・リヨネのサッカー試合が予定通り行われた。すでにイタリアでは集団感染が発生しており、3000人に上るイタリアからのサポーター到来に危惧する向きもあったが、リヨン市や厚生相 が試合決行を支持した。この日に厚生省で行われた記者会見で厚生相は「国内で伝染病は起きていません」「隔離した病人は数人いますが、いずれもいかに感染したか説明できるケースです」と言っている。ヴァロトーのケースを彼は説明できるのだろうか?...

  • 隔離解除5月11日 Lundi 11 mai !

    13 April 2020 ( #News )

    今夜、マクロン大統領がテレビ演説を行いました。全国民が待ちに待った隔離解除日の5月11日が発表された瞬間、通りからは「おぉ!」と言う声が上がりました。これは落胆を意味する叫びだったのか、安堵のそれだったのかは分かりませんが、私には「前者」のように聞こえました。そして、演説の中で、保育園、小学校、中学校、高校が再開し、これまで休業せざるを得なかった店や企業も仕事を再開できるようになるという話になりました。3月の演説では「私たちは戦争中です」と何度も強調した戦闘的なトーンの大統領が、今日は「皆さんの...

  • ゼロ号患者の痕跡【第4回】La 4ème partie

    15 April 2020 ( #Life )

    L'hôpital de Creil dans l'Oise / © AFP 《ゼロ号患者》の痕跡【第4回】 オワーズ県民はクレイユ基地が感染源かもしれないと考え始める。云く、基地は隠し事をしているのではないか?武漢から戻った機体は掃除されただけで、消毒はされなかったに違いない。武漢からの飛行機には、極秘に中国から脱出させたスパイもひとり乗っていて、彼がウイルスを持ち込んだのではないか?諜報員には一般の規則は適用されないからね。地元メディアだけでなく、全国紙も特集を組み、この件を追った。 同じ頃、オワーズ県上院議員のローランス・ロシニョールはパスツール研究所へ同県に住む某エール・フランス乗務員について報告した。「去る11月27日、この乗務員は新型コロナの症状を発症しました。北京便に乗務した後、ひどい疲れ、熱、咳、すべての症状を示しました」この乗務員は全快するまでに2ヶ月半かかり、その間、娘と息子も同じ病気にかかったそうである。中国で新型コロナが報告されたのは12月中旬のことだが、今では、その1ヶ月前の11月17日に感染者が出ていたことが判っている。彼女がゼロ号患者なのか?近いうちに彼女は抗体検査を受けることになっている。...

  • レディ・ガガの慈善コンサート  One World : Together at home

    15 April 2020 ( #Life )

    Lady gaga with World Health Organisation & Global Citizen レディ・ガガが医療従事者支援を呼びかけ、世界保健機関 WHO とグローバル・シチズンGlobal Citizen の協賛で、ヴァーチャル・コンサート「One World : Together at home」が実現します。来る4月18日(ロサンジェルス時間で17時)に世界的有名な歌手やスターがネット経由で共演します。 時差の為、フランスでは4月19日午前2時からの2時間で、フランス2局...

  • 高齢者の隔離解除問題 Le confinement des seniors

    16 April 2020 ( #News )

    © Georges Gobet / AFP 大統領の13日の演説の後、様々な論戦が起こっていますが、特に問題となっているのは「高齢者、健康上の問題のある人、身体障害者など、体の弱い人は5月11日以降も自宅隔離が続きます」という部分です。そして、昨日、新型コロナウイルス肺炎の為の政府諮問機関科学顧問代表が上院で「18百万人を隔離し続ける必要がある」と意見を述べ「65歳か70歳以上の人」と付け加えました。いつまで隔離かとの質問には「わかりません。予防薬ができるまでかもしれません」と答えたのです。 患者数を抑えるという観点から考えれば、病気に罹りやすい人を隔離すれば、リスクは減らすことができます。伝染病に罹った人を隔離するのは法律にかなっていて、当然の措置です。しかし、病気に罹りやすいという理由だけで、いつまでも社会から隔離するのは人権侵害です。医学倫理学の教授は、年齢で一括りにするのは民主的でないと警鐘を鳴らしています。また、老年医学の教授は、家族から高齢者を引き離すことが病気より大きい精神的ダメージを与えると言っています。...

  • 空母シャルル・ド・ゴールの感染 Porte-avion Charles de Gaulle

    17 April 2020 ( #News )

    © Christophe Simon / AFP ここ数日、ニュースに登場するのは航空母艦シャルル・ド・ゴールの新コロナウイルス感染です。先日のアメリカの空母ルーズヴェルト事件を彷彿とさせますが、 軍上層部の隠蔽体質が問題になってきました。最初の集団感染が起こったオワーズ県にある空軍基地の件はル・モンド紙の記事にも載りましたが、ここでも軍の対応に内部から批判の声が上がっているのです。 乗組員1767人の空母シャルル・ド・ゴールが中東におけるテロ国際協力支援でフランスを出発したのは1月12日のこと。地中海で任務を終えた後は、北海と大西洋の保安活動に参加し、3月13日にブレスト(ブルターニュ地方)に寄港しました。これまでは外部との接触はなく、初めて陸に上がったとされています。この数日前に「数人」が新コロナの症状を出していましたが、マスク着用及び船内の消毒を行ったのみでした。空母内では水兵たちは共同生活をしています。大部屋には24人まで泊まれるそうです。当然のことながら、社会的距離の確保はできません。彼らは3日間の休暇を取り、再び空母に乗りました。そして、4月8日、約40人の乗組員が感染症状を示した時点で、急遽、検査員を乗船させることが国防省から発表されました。10日には50人の感染が確認され、空母は12日にトゥーロン...

  • 世界報道写真大賞 World Press Photo

    17 April 2020 ( #News )

    in Khartoum, Sudan, on 19 June 2019 © Yasuyoshi Chiba / AFP ケニア在住のAFPカメラマン千葉康由さんが世界報道写真大賞を受賞しました。これはオランダの世界報道写真財団 World Press Photo が毎年行っている写真コンテストで今回はその第63回目。この栄誉ある賞について、ル・モンド紙も写真付きで大きく報道しました。賞の対象となったのは、去年6月19日にスーダンの首都ハルツームで撮影された写真です。 当時、スーダンは治安部隊による反政府デモへの弾圧で多くの犠牲が出ており、停電の中で若者が抗議の詩を朗読する光景を千葉さんが写真に収めました。タイトルは...

  • 空母の感染乗組員 Marins contaminés

    18 April 2020 ( #News )

    © L MARTINAT / MAXPPP 昨日、議会の委員会で、パルリー国防相が航空母艦シャルル・ド・ゴールの感染者数を発表しました。それによると、空母と付属船乗員を含めた総数2300人のうちの2010人が検査を受け、その結果、1081人が陽性だったことが判りました。検査対象の半数以上が感染していたことになります。今更ながら、感染力の強さに驚きます。そのうちの545人に症状があり、24人が酸素吸入、ひとりは集中治療を受けているそうです。 この空母は1月12日にトゥーロン港を出発、2月21〜26日にキプロスに寄港し、その後は数人の新型コロナ肺炎の症状を示す病人が出ているにもかかわらず、ブレストに寄港し数日の休暇を取った後も任務を続けていたことが批判されています。国防相は4月7日に報告を受けるまで、空母内で感染が広がっていたことは知らなかったと答えていますが、これから調査が進むにしたがって、様々な波紋を呼びそうです。...

  • 隔離34日目 Le 34ème jour de confinement

    19 April 2020 ( #News )

    © CASVP / Ville de Paris 本日、フィリップ首相から隔離解除について重要な記者会見があるというので、テレビの前に座った人は多いと思います。会見は2時間以上に渡りましたが、結局、新しい対策は何も発表されず、これまで政府が取った対策の正当化に終始しました。そして、以前から問題になっているマスクなど医療物資不足への対応に関してもはっきりした回答はなく、一般人がマスクを買えるようになるのはまだ遠い将来のようです。 一方、パリ市長が今朝のジュルナル・デュ・ディマンシュ(日曜日発行新聞...

  • 何は無くとも石鹸 Les savons qui font la peau au virus

    20 April 2020 ( #Life )

    昨日の記者会見で印象的だったのは、首相が強調した「ウイルスと共存する Vivre avec le virus」という言葉です。5月11日の隔離解除に向けて、この事を肝に命じなければならないと繰り返しました。集中治療室の患者数が7148人と最も多かった4月8日をピークに11日間連続で患者数が減少していますが、現時点で未だ5683人、従来のベッド数5000 床をはるかに超えています。また、ウイルス感染が鎮まるには人口の60%以上が感染した状態と言われていますが、今のところ10%程度しか感染していないそうです。その為、予定では解除まで後3週間、ワクチンも治療薬もない現状では、ウイルスと共存するしかないわけです。...

  • 水路にもウイルス? Fermeture du réseau d'eau non potable

    21 April 2020 ( #News )

    © François Grunberg / Ville de Paris 19日の定期水質検査で新型コロナウイルスが見つかりました。パリ市の水道は飲料水用と非飲料水用の2種類ですが、後者の中に僅かながらウイルスが見つかった為、すぐに使用が中止されました。この水は、道路の清掃などに使用されていますが、調査が終わるまでは飲料水を代用するそうです。 未だ正体がはっきり判らないこのウイルスは大気汚染との関連も心配されています。2008年〜2009年に流行したSARSの時のデータから汚染が多い地域と少ない地域では重症化する度合いに大きな違いがあることが指摘されていました。大気汚染物質のひとつである微小粒子(PM10、PM2,5)に、ウイルスが付着して空気中に浮遊し、それを吸い込む、、、微小粒子は非常に小さいので簡単に肺の奥まで入ってしまいます。...

  • ウイルスはニコチンが嫌い? La nicotine aurait des vertus ?

    22 April 2020 ( #News )

    Nicopatch & Nicopass © Stéphane de Sakutin / AFP パリ大学病院ピティエ・サルペトリエールの医師と科学アカデミーの学者の共同研究が注目されています。新型コロナウイルス感染者に喫煙者が極端に少ない事からこの研究が始まりました。この病院に入院した患者350人と診療に訪れ自宅療養(いずれもPCR検査陽性)となった150人のうちの喫煙者は5%。人口比から考えると、 80%も感染率が低いことになります。これはたばこに含まれるニコチンがコロナウイルスが細胞に付着し、侵入するのを妨げるからではないかと考えられます。ニコチンが私たちの細胞のバリアとなる可能性が推測されるのです。...

  • どうなる隔離解除  Le casse-tête du déconfinement 

    23 April 2020 ( #News )

    © Henri Garat / Ville de Paris マクロン大統領が「5月11日隔離解除」を発表して以来、話題に上るのは実際にどのような内容になるかということ。学校は?小売店は?レストランは?感染者数が減っては来ているものの、新たな感染者もまだまだ出ています。この前線に立つのはフィリップ首相で、マクロン大統領の考えを尊重しつつの解除計画調整に頭を抱えているようです。 昨日までは学校を11日から段階的に開くことを前提に様々な案が出ていましたが、今日になって大統領府が「学校へ子供を送るのは両親の判断で」と言い、一部の商店(花屋、本屋、子供服屋など)を開くことは可能としていたのを、経財相は「すべての商店」を開くことが望まれるとツィッターで発表しました。一方、レストランやカフェの休業解除はまだいつになるかわからない為、レストランの経営者たちが悲鳴を上げ始めています。このまま営業できない状況が続くと、少なくとも40%の飲食店が倒産に追い込まれると見られるからです。...

  • マスク、されどマスク Les masques !

    24 April 2020 ( #News )

    © Académie Nationale de Médecine 今までマスクをする習慣のなかったフランス人がいつの間にかマスクをしています。パリ市は隔離解除日までに市民全員(2百20万人)に布製マスクを配布します。パリ市を含むイール・ド・フランス地方は公共交通機関利用者全員(推定5百万人)にマスクを無料配布することを決定しました。そして本日、経財省は5月4日から一般人もマスクが買えるようになると発表しました。 これまで、マスクを巡っては国と自治体の考え方に大きな開きがあり、医療現場でもマスクが不足していたフランスでは、マスクを手に入れるのは至難の技でした。その為か、これまで「健康な人がマスクをすると却って感染し易くなる」などと理不尽な説明があり、マスクをすることは推奨されていませんでした。ところが、去る22日、国立医学学会...

  • 小麦粉をゲット! La farine est à nouveau au rayon

    25 April 2020 ( #Life )

    しばらく前から探していた小麦粉がやっと手に入りました。買い物に行く度に「小麦粉ありますか?」が口癖になっていましたが、今日早朝に買い物に出かけた隣人が買ってきてくれました。嬉しい!隔離が始まった3月17日にいきなり小麦粉の需要が増え、第1週の売り上げは229%上昇したそうです。その後も現在に至るまで150%増を維持しているとのこと。私を始め、お菓子やパンを家で作る人がめっきり増えたのですね。フランスはヨーロッパで一番の小麦生産国、量が足りなくなるはずはないのですが、商品となって店の棚に並ぶ前には多くの人の手を経ています。製粉会社は需要に合わせて増産していますが、紙袋生産の半分はドイツに頼っている為、フランスへの供給が遅れています。その結果、パッケージングが間に合わないのです。おまけに人手不足がそれに拍車をかけています。...

  • 免疫抑制剤トリシズマブ Tocilizumab !?

    27 April 2020 ( #News )

    今年2020年は、2000〜2019年の同時期の死亡者数と比べて非常に高いことが判りました。フランス国立統計経済研究所が発表した3月1日から4月17日までの死亡者は93324人で、他の年の平均71126人を大きく超えています。今年のこの期間には1日に2121年の死者が出たことになります。これまでの平均死者が1616人であることを考えると、今年は31%も増えています。但し、これはすべての死亡者数であり、隔離が始まり、交通量がめっきり減ったことから交通事故死などは逆に減っています。ということはこの数字から新コロナウイルスの犠牲者がいかに多いかが推察されます。...

  • フランス隔離解除計画 Le plan de déconfinement

    28 April 2020 ( #News )

    Assemblée nationale du 28 avril 2020 本日、待ちに待った隔離解除計画がフィリップ首相から発表されました。「社会的距離」確保から75人の議員(議席数は577)のみが集まった議会で明らかにされました。この計画は、議会での討議および採決を経て決定されることになっていますが、与党が議会の絶対多数を握っているので、そのまま採択されると思われます。そこで、この計画をまとめてみました。 テストに関して:5月11日以降、PCR検査目標を週70万とする。感染症状がある場合、検査を実施、陽性の場合は隔離し、接触者にも検査を行う。自宅隔離ができない場合はホテルなど別の場所を提供する。...

  • 新型コロナと川崎病 Syndrome de Kawasaki et Covid-19

    29 April 2020 ( #News )

    © Sophie Robichon / Ville de Paris 日本で1967年に初めて報告された川崎病がヨーロッパで増えています。というか未だ原因不明の川崎病によく似た症例がたくさん出ているのです。この件を最初にツイッターで知らせたのはPICS(イギリスの小児科集中治療学会)で4月26日のこと。翌日にはガーディアン紙が初めて記事を載せました。その3週間ほど前から、川崎病の症状を示す子供の患者が増え、現在12人以上の子供たちが集中治療を受けているそうです。イギリスでは子供人口10万人に4〜5人発症する稀な病気とされていて、今回の増大と新型ウイルスの関連が心配されています。...

  • Happy Birthday Captain Tom !!! 

    30 April 2020 ( #News )

    Tom et Benjie le petit fils montrant la photo des cartes © Bedford School 先週、イギリスのヒット・チャート第1位に躍り出たのはトム・ムーア Tom Moore とマイケル・ボール Michael Ball のデュエット「You'll Never Walk Alone*」です。この 歌の収録時、トムは99歳でした。医療従事者への支援として「100歳になる前に庭のパティオを100周」することを思いついた彼はそれを実行しました。当初の寄付目標額は1000ポンドでしたが、BBCの報道によると、あっという間に3千万ポンド(約40億円)を超えてしまったそうです。...

  • フランス汚染県地図 Carte des départements rouges !

    01 May 2020 ( #News )

    Synthèse des 2 indicateurs / Ministère des Solidarités et de la Santé これから隔離解除へ向けて、汚染状況を示す地図が毎日更新されます。この地図が初めて公開されたのは昨日のことです。汚染度が高い県は「赤」、逆に低い県は「緑」、その中間が「オレンジ」です。新規感染者数及び医療体制状況により決まります。自分の県が「緑」だと思っていた人たちは「オレンジ」や「赤」の評価にガッカリしています。というのも、この地図は隔離解除後の制約に影響してくるからです。「赤」の県は学校を再開することを見合わせ、公園も閉まったままとなります。...

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