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ブリュッセルの美味しい点心の店 Les meilleurs dim-sum de Bruxelles
xia long bao, shu mai, bbq pork bun, cantonese fried rice,,,chez Dam Sum パリと比べると小籠包3個が5,80ユーロは高めですが、味はしっかりとして上海に負けません。焼売も肉まんも美味、チャーハンも本物感があります。ここはブリュッセルのシャトラン地区(Châtelain)、パリのマレ地区を思わせるブティックとレストランがひしめく場所にこの中華店「ダム・スン Dam Sum」はあります。昼食時はいつも満席、ブリュッセルきっての人気店なのです。...
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エッグタルトならサン・マルタン運河地区へ DonAntonia au Canal Saint Martin
最近、テロの脅威からパリを避けてポルトガルへ行く観光客が増えたそうです。次期国連事務総長となるアントニオ・グテーレス(Antonio Guterres)はポルトガルの元首相。昨日公表されたサッカー・リークスでメディアを賑わすクリスティアーノ・ロナウド( Cristiano Ronaldo ) もポルトガル人。今やポルトガルは否応なしにトレンドとなりました。ちなみに同胞のジョゼ・モウリーニョ監督( Jos é Moorinho )もロナウドと並んで脱税を指摘されています。 さて、話題のポルトガルに因んでというわけではありませんが、晴天なのでサン・マルタン運河地区まで足を伸ばしました。ポルトガルの「エッグタルト...
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サン・ジル地区の「民衆」カフェ Maison du Peuple à Saint Gilles
ブリュッセルの住宅地サン・ジルの大広場に「メゾン・デュ・プープル Maison du Peuple」(民衆の家)はあります。赤煉瓦のこの建物は1905年に建てられました。労働者の為に19世紀末からベルギーやフランス各地にできた建物のひとつです。殆どの建物は取り壊されて残っていませんが、このサン・ジルの家は1995年に町が買い取り、骨組みに使われたアール・ヌヴォーを活かして修復され、現在に至っています。 当時は労働党が集会所として、パンの無料配布所として、時には無料診察所としても使われました。労働者の為の積立預金がやがて相互保険の元となり、組合や共済がここから生まれていきました。正に民衆の為の家だったのですが、今では1階の集会所は食事も取れるカフェになり、2階はイベントに使われる大ホールです。...
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芸術橋と45万トンの鍵 Pont des Arts
パリ市は6月1日、ポン・デ・アール(芸術橋)に付けられた45トンに上る鍵の撤去作業を行いました。10年近く前から付けられるようになった南京錠は芸術橋をはじめ、アルシュヴェシェ橋やシモーヌ・ド・ボーヴォワール橋など、金網フェンスのある橋で増え続け、1年前には橋の一部が重さの為に崩れるという事態に至ったのです。芸術橋は鈴なりの南京錠とベニヤ板の無残な姿を晒していましたが、これでやっと安全性は確保されたようです。 現在、4人のストリート・アーティストにより制作されたパネルがフェンス代わりに置かれています。そして、秋には強化ガラスの欄干が設置される予定です。でも、芸術橋近くのフェンスには、今日もツーリストが南京錠を付けていました。金網のフェンスがある限り、南京錠は増え続けるのではないでしょうか。ソルフェリーノ橋の上には南京錠売りがいました。この「鍵を付ける」風習が消えない限り、南京錠屋さんが倒産することはなさそうです。 Pont...
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パリの自然食品店 Le retour à la terre
カルチエ・ラタンと言えば、ソルボンヌ大学とパンテオンが有名ですが、その近くに自然食品専門店(略して『ビオの店』と呼ばれる)があります。近年、スーパー・マーケットでも多くの自然食品が売れる時代ですので、珍しいことではありません。でも、これまであったビオの店は規模が小さく、品揃えもイマイチ、野菜は新鮮さに欠けるという購買意欲をそそられない店ばかりでした。 2011年にできた「ルトゥール・ア・ラ・テール 左岸」(Le retour à la terre : 『土地に戻る』という意)は、広々とした店内に、新鮮な野菜や果物が揃い、チーズやハム・ソーセージ類も充実しています。もちろん、乾物、調味料、ドリンク、コスメ、洗剤に至るまで何でも扱っているのです。こんな店を探していたと嬉しくなりました。...
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文化センター《104》のマルシェ・ビオ Marché bio du 104
パリ19区に市営文化センター「ル・ソンキャトル Le Centquatre 」があります。住所が「オーべルヴィリエ通り104番地 104 rue d’Aubervilliers 」であることから、番地の「104 cent quatre」がそのまま施設の名前となっています。 嘗てここには市営葬儀所がありました。棺の製作から墓地での埋葬まですべてを一括し、約1400人が働いていたと言われています。葬儀関連事業の民営化に伴い、1998年にこの葬儀所が閉鎖され、2008年に文化施設として蘇って現在に至ります。絵画、音楽、芝居、パフォーマンス、映画、デジタル映像など、すべての創作活動を支えることを主旨としています。また、アーティストにアトリエを提供し、創作・発表の場を与えることにより、地域の活性化を図るという目的もあります。...
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パリの日本人シェフ大活躍 Chefs japonais à Paris
最近は日本人シェフの活躍が顕著です。今年のミシュラン・ガイド・フランス版で星のついている日本人シェフは21名に上ります。パリには、日本食が一般にも浸透してきた為、日本料理店3軒も含み、9人の星付きシェフがいるのです。先日、パリ5区「ソラ」で食事をする機会があり、芸術作品のようなお料理に驚嘆するばかりでしたが、「ソラ」は果たしてフランス料理店なのか、あるいは日本料理店なのかと自問しました。ミシュラン・ガイドを見ると、料理が「アジア系、モダン、クリエイティヴ、フランス地方」となっており、「東洋出身の若いシェフがフランスと日本の美食はうまく融合できることを証明した」と書かれています。「ダシ」を生かした料理は「懐石風」でもあり、ナイフ&フォークとパンが添えられるからにはフランス料理に思えます。また、メインとして「魚料理」に続いて「肉料理」が供されるところはフランス的ですが、その後すぐにスィーツになるのは日本的です。チーズはありませんでした。...
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ルーヴル美術館のフェルメールとホーホ Vermeer & Hooch
今日は久し振りにルーヴル美術館へ行きました。先日ニュルンベルクで見たクラナッハがあまりにも強烈だったので、他の作品も見たいと思い、重い腰を上げたのです。ニュルンベルクでもう1点気になったのがピーテル・デ・ホーホ(Pieter de Hooch)でした。ホーホは17世紀のデルフト派の画家で、同時代のフェルメール(Vermeer)と影響を与え合っていたと言われています。確かにニュルンベルクにあったホーホの絵はフェルメールの35点目かと思わせるほど、特徴のある絵でした。アムステルダムまで行けば、たくさん見ることができるはずですが、取り敢えず、地下鉄で15分の所にもあるのを見逃す手はありません。...
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5月1日はスズラン祭り Fête des muguets
毎年5月1日はスズランの日。この日は町中にスズラン売りが溢れます。花屋さんはもちろんの事、歩道に置かれた台に切り花や鉢植えが並びます。この日だけは誰でも俄かスズラン売りに早変わりです。今年は、暖冬と低温の春の所為でスズランの開花が遅れていて収穫が少ないようですが、それでも年に一度の「スズランを贈る日」、私も自転車で売っていた可愛い学生さんからブーケを買いました。故郷のブルゴーニュで自ら摘んだスズランだそうです。 この風習はルネッサンス期に始まったとされていますから、500年以上続いていることになります。当時のフランス王シャルル9世がドーフィネ州を訪れた際、スズランを贈られ、これに魅了された王は宮廷の女性たちに毎年スズランを贈るようになったということです。以来、この習慣が一般にも広がり、この日にスズランをプレゼントされないとちょっと寂しい思いを味わってしまいます。日本の聖バレンタイン・ディにどこか似ていますね。...
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和風フードトラック出現?! Dégustation Gyoza dans la rue
近所に突然現れたフードトラック。昨今の流行が地味な住宅地にまで押し寄せたかと思いきや、よく見ると「日本風の食べ物」を出しているではありませんか。トラックの中にいるのはどこから見てもフランス人、そのおじさんが餃子を無料で配っているのです。トラックには中華風の怪しげな商品ポスターが貼られていて、同じ商品パッケージがテーブルにも置かれています。商売上手な中国人が日本食ブームに乗ってコピー商品を出したのに違いないと思いましたが、取り敢えずひとつもらって食べてみました。これがビックリ、日本で売られている餃子と同じ味なのです。...
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ミミちゃんとパリ・マラソン Marathon de Paris vu par Mimi
今日は久し振りの晴天、青空が広がり、マラソン日和となりました。参加者は約47,000人、ニューヨーク・マラソンに次ぐ大きな市民マラソンです。毎年アフリカ勢のトップ争いとなり、今年はケニア人が優勝しました。 せっかくの良い天気に家で燻っているわけにはいきません。愛犬の運動を兼ねて、マラソン見物に出かけました。25キロ地点が市庁舎横のセーヌ川岸なので、そこを目指し、3キロの道程を歩きました。近所の犬が運動不足で3キロ体重が増え、飛行機の搭乗制限である6キロを大きくオーバーしてしまったという話を聞き、危機感を抱いていたからです。うちの愛犬ミミは理想体重が11,5キロなので飛行機旅行は考えたことがありませんが、近所のワン君はこれまで制限体重ギリギリでパリ〜ボローニャのフライトに乗っておりました。ご実家がそこにあるからですが、飼い主さんはこれから体重落としに頑張るそうです。雨の日が続くと、全く外に出ず、トイレは室内の「おしっこシート」。これではまるで猫ですね、運動不足は否めません。私とミミは雨にも負けず、1日4回の散歩を心がけていますが、悪天候が続くと脚だけでなく、お腹の毛までねずみ色。清潔さを保つのに苦労しています。 Marathon...
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パリ・リヨン駅の駅弁販売店 Bento japonais dans la gare de Lyon
リヨン駅に日本の駅弁がお目見えしました。これはJR東日本とNRE(日本レストランエンタープライズ)の企画で、4月30日までの期限限定販売です。フランスには「駅弁」文化がないので、通常、駅の売店にはサンドイッチや菓子パンくらいしか置かれていません。そこへ昨今の日本食ブームに乗り、駅弁が登場したというわけです。 都会ではお弁当のコンセプトが浸透してきました。フランス語の辞書には既に「bento」という単語が載っています。そしてマンガやアニメ人気がこの傾向に拍車をかけています。昨日のオープン時には、日本のテレビ局も取材に来たとかで、用意したお弁当はすべて完売したそうです。...
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上海旅行*3日目 Voyage à Shanghai
知らない街に行くとなかなか土地勘が掴めないものです。そんな時に便利なのが観光バス。私は2日間バスとフェリー乗り放題で浦東エリアと外灘を結ぶ観光トンネル1回乗車付き90元(約1560円)券を購入しました。クレジットカード・サイズの赤いカードとイヤフォーンを受け取り、いざ出発。バスやフェリーに乗る度にこのカードを提示します。イヤフォーンはもちろんバスでガイドを聞く為で、とても役に立ちました。トンネル乗車代は50元ですから、半分以上はこの費用ですね。利用して初めて判りました。ちなみにフェリー代は1回2元です。...
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パリのお菓子ならバック通り Bac Sucré 2016
左岸のデパート「ボン・マルシェ Bon Marché」とセーヌ河畔を南北に結ぶ長い道はバック通り (Rue du Bac)。ここはお菓子の老舗や人気店が並ぶスィーツ地区です。そのリーダーとも言えるパティスリー・デ・レーヴ (Pâtisserie des Rêves) は2009年にこの通りで生まれました。主流ではなかったシューを蘇らせたフィリップ・コンティシ二 (Philippe Conticini) の作る「サント・ノーレ Saint Honoré」は超絶品。老舗のアンジェリーナ (Angelina)...
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ブリュッセルの日曜ランチ Un déjeuner à Bruxelles
ブリュッセルのマロール地区 (Les Marolles) は蚤の市や古道具屋街のある庶民的な場所。そこにレストラン「レストビエール Restobières 」があります。100年前にタイムスリップしたような店内には古いブリキの缶やコーヒー・ミル、瓶類がいっぱい、おばあさんが使っていたお台所がそのままレストランになってしまったような店です。そこでは、各種の生ビールと土地の料理が味わえます。ベルギーに来たら一度は食べたい「ビール料理」や「ムール貝」は言うに及ばず、ホームメイドのソーセージもお勧めです。一般にムール・フリッツは注文すると1キロ入った大鍋で供されるので、最後は残ってしまうことが多いのですが、ここでは少量(300g)も可能でした。...
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どこまで続くフランスのデモ Manifestation à Paris
労働法反対デモが3月から始まり、昨日は9回目。その度にデモ隊に混じった「壊し屋」が暴れ、警備の警察官と乱闘になります。昨日は病院の一部も壊されました。全国規模で行われたデモ参加者数は警察発表と組合発表の間に大きな違いがあり、今回もその例にもれず、警察は12万5000人、組合は130万人と10倍以上の差。どちらが真実に近いのか判りませんが、パリに関してはどちらもこれまでのデモの中で最も動員数が多かったと結論しています。少なくとも8万人がイタリー広場からモンパルナスを通ってアンヴァリッドまで移動したことになります。...
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ブリュッセル南駅は国際列車駅 Gare du Midi à Bruxelles
ブリュッセル南駅はフランス、イギリス、ドイツ、オランダ等への国際列車発着駅、私は毎月ブリュッセルへ行くので、この駅のお世話になります。パリの駅に比べて断然便利なのは、食べ物をテイクアウトできる店がたくさんあることで、好みの軽食が手に入ります。不味いサンドイッチのスタンドしかないパリの駅とは大違い、ベルギー・チョコやゴーフルを売る店もたくさんあります。その上、スーパー・マーケットまであるので、その日の買い物をして帰ります。待合室近くには、無料の携帯電話チャージャーがあり、自転車のようなペダルを踏んで自家発電。ベンチにただ座っているより運動になってチャージもできるという一石二鳥のアイデア機です。...
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マレ地区の《ファラフェル》に行列 Falafel
パリのマレ地区には、17世紀初頭から貴族の館が多く建てられました。それらの建物は今も博物館や図書館として利用され、当時の面影を残しています。ピカソ美術館やカルナヴァレ美術館、国立中央文書館など、嘗ての貴族館を挙げたら切りがありません。またマレ地区はモードのクリエーターが集まっている地区でもあります。流行発信地として、おしゃれな店やギャラリーが並んでいるのです。 マレ地区のもう一つの顔は19世紀にできたユダヤ街で、その中心がロジエ通り(Rue des Rosiers)。ロジエ通りにはユダヤ系の料理店が集まっている為、この地区に行くとファラフェル(Falafel)を食べたくなります。これはエジプト豆粉かソラ豆粉で作った揚げ団子のことで、中近東では非常にポピュラーな食べ物。中でも「アス・デ・ファラフェル...
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フランスの深刻な農業問題 Agriculture en France
フランス中のトラクターが農業事業者組合連盟(FNSEA)の呼びかけでパリに集まりました。それぞれの地方を隊を組んで出発した1733台のトラクターが本日、ナシオン広場(Place de la Nation)に集合したのです。早々と2日前にパリを目指して出発した隊もあります。地方とパリを結ぶ主要道路は一時渋滞となり、広範囲に渡ってパリの東部地区が交通止めとなりました。 来る9月7日に欧州連合(EU)28カ国の農相会議が開かれます。年を追うごとに農業従事者の収入は減少し「はたらけど はたらけど猶 わが生活...
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パリの《リエージュ風ゴーフル》 Comptoir belge
パリにベルギー直送のゴーフル屋さん「コントワール・ベルジュ Le Comptoir belge」がお目見えしたのは去年の2月。9区のマルティール通り(Rue des Martyres)に1号店ができ、本格的なゴーフル(Gaufre)が食べられるというので評判を呼び、今年の7月にはムフタール通り(Rue Mouffetard)に2号店ができました。良質の材料(卵はもちろんビオ)を使って伝統製法で作る「リエージュ風ゴーフル Gaufre de Liège」はパリっ子に大受け。この生地は小麦粉、卵、バター、イーストが基本でブリオーシュの「タネ」に似ています。ブリュッセルのアトリエで職人さんが毎日生地を捏ね、第1発酵させたものを冷蔵車でパリに運び、店で第2発酵させたタネを注文に応じてその場で焼くのです。タネには小さく固めた砂糖(Pearl...
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ブリュッセルにはフランス人がいっぱい Français à Bruxelles
ベルギーの首都ブリュッセルに最も多い外国人はフランス人です。ブリュッセルの人口は118万人弱で、そのうちの3分の1が外国籍。欧州連合(EU)の中心でもあるので、外国人が多いのは頷けますが、2000年に3万4000人だったフランス人が毎年増え続け、今年1月の統計では6万人を越しました。「ブリュッセルはパリ21区」(パリには20区あります)と言われる所以です。どうしてこのような現象が起きているのでしょうか。ひとつには、パリと比べて就職し易いことがあげられます。フランスでは高学歴でも就職先の見つからない若者が増え、社会問題となっていますが、ベルギーでは学位があれば、フランスより仕事が見つかり易いようです。次に、パリと比べて住居費の安いことが上げられます。賃貸料は半額以下で、アパート購入なら3分の1の値段です。また緑が多く、公園には犬のトイレや遊び場も確保されています。車は必ず歩行者を優先して止まってくれるので、パリのドライバーに慣れている私としてはよく面食らいますが。総合的にみて、生活し易い環境と言えます。...
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ニュルンベルク旅行 Nürnberg
週末を利用してニュルンベルク(Nürnberg)へ行きました。日本では、ニュルンベルク裁判の町として知られていますが、他にも有名なものがたくさんあります。ルネッサンス期の画家アルブレヒト・デューラー(Albrecht Dürer)はここで一生を過ごしました。町じゅうに彼の名前が溢れ、空港の名前も「アルブレヒト・デューラー空港」、ドイツ最大規模と言われるゲルマン民族博物館(Germanische Nationalmuseum)には8枚の絵画が展示されています。17世紀から続く伝統のクリスマス市(Christkindlmarkt)はヨーロッパで最も人気のある市のひとつで、外国からも観光客が多く訪れます。今年は11月27日からで、夏の間は影も形もありませんが、どうしてもクリスマス・グッズを買いたい人の為に専門店「Käthe...
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夏祭り2015パリの日本人大集合 Grand Matsuri au Passage des Panoramas
パリ右岸には「パッサージュ」と呼ばれる19世紀初頭にできた屋根付きの商店街がたくさんあります。「パッサージュ・デ・パノラマ Passage des Panoramas 」もそのひとつ。全長133メートルのパッサージュに切手屋さんとレストランが軒を並べています。日本人で初めてミシュラン2星を獲得した佐藤シェフの店「Passage 53」もここにあり、姉妹店の餃子屋さんと共に繁盛しています。 さて、このパッサージュで「日本のお祭り」がありました。友人の仕出し屋さん(Pomponnette)も屋台を出すというので、私もちょっとお邪魔しました。ここの焼きそばはピカイチで、フランス人にも人気です。シェフに味付けの秘密を伝授してもらったので、作る楽しみができました。日本関連イベントでは定番となったお好み焼きや餃子に加えて、クレープや綿あめも顔を出し、音楽が始まる14時過ぎには多くの日本人と親日家で狭い通路がいっぱい。ゆかた姿の人たちもちらほら、今更ながら、パリに日本人がたくさん暮らしているのに感心しました。...
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小さなタイ料理の店「シェ・ヌン」 Chez Neung
今年の2月に開店した小さなタイ料理店はパリの5区と13区の境目サン・マルセル大通りに面しています。 犬の散歩で町内を廻っている時に発見し、ある日、思い切って入ってみました。小さな店で、テイクアウト主体の半調理済み料理を温めて出している所謂「中華系仕出し屋」がまた出来たと思っていました。ところが、予想に反して味は本格的、5年前にフランスに移住してきたタイ人のご主人がすべての料理を作っているではありませんか。開店当初はただの安食堂にしか見えず、お客もほとんど入らず、寂しい限りでしたが、次第にリピーターが増え、今ではお昼はいつもいっぱいです。それにつれ、店内のテーブル数も増えました。1つしかなかったテーブルが6つに増えたのです。...
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パリの日本酒試飲会 Dégustation du Saké
オペラ地区は昔から日本関係のオフィスや店が集まり、パリの日本人街とも言われています。特にラーメン屋やうどん屋の激戦区です。その地区にある某会場で昨日、日本酒の試飲会がありました。まだフランスに輸入されていない貴重なお酒も含め、32種類が並び、そのうちの3分の1は広島産でした。漠然と、新潟県のような「お米の産地でお酒造りが盛ん」と考えていたので、どうして広島県がと意外に思いましたが、この地方では「雄町」という優秀な酒米が栽培されているそうで、「吟醸酒」を最初に造ったのも広島県と説明され、納得したのでした。...