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議会が「#8;売薬」修正案を否決 L'Assemblée rejette la possibilité...

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議会が「#8;売薬」修正案を否決 L'Assemblée rejette la possibilité...

Pharmacie à Paris ©Joël SAGET/AFP 26日の議会で、フランス医療改革法案に盛り込まれていた「売薬」修正案が否決されました。この修正案は「ある種の薬に関して医師の処方箋なしでも薬剤師が薬を出せる」という画期的なものでした。社会問題委員会で承認されていたこの修正案は「尿道炎」「結膜炎」「湿疹」などの一部の急性疾患が対象でした。 女性なら一度は経験のある「尿道炎」。命に別条はないけれども、一刻も早く解決したい病気です。 私も最近経験しました。数日前から何となく予兆はありましたが、水をたくさん飲めば治るかもと思いながら過ごし、やがて夜がやってきました。そして夜中を過ぎた頃、トイレに行ったら強い不快感と残尿感。あぁ、やっぱり尿道炎になってしまったと思いました。でもすぐに医者に行ける時間ではありません。大量の水を飲んで、朝が来たら医者に行こうと寝直しましたが、眠れません。明け方4時頃、トイレに行ったら血尿ではありませんか。もう迷っている時間はなく「SOSドクター」に電話をしました。すぐにドクターが駆けつけ、抗生物質を飲んで一件落着。尿道炎は抗生物質を1錠飲んだだけで楽になります。昔は1週間の抗生薬処方が主流でしたが、最近は1日1回3日間服用(キノロン系抗菌薬)が基本で、1回のみの治療薬も出ているようです。...

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気候のための行進 Marche pour le climat

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気候のための行進  Marche pour le climat

Parvis de l'Hôtel de Ville à Paris 本日、世界中で「気候のために立ち上がれ Rise for climate」のスローガンの元、市民集会が開かれました。フランスでも各都市で「気候のための行進」があり、パリでは5万人(主催者発表)が市庁舎広場に集合し、レピュブリック広場まで行進しました。年々気温が上がり、モンブランの氷河は減少し、大気汚染は改善されず、、、多くの人々が環境問題に関心を持っているのです。1週間前に環境大臣が辞任し、新しい大臣には何も期待できないと悲観的になっているフランス国民にとって、政府に対する意思表示の良い機会だったのかもしれません。その証拠に、参加者のプラカードにはマクロン大統領へのメッセージが多く見られました。...

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フランス環境大臣の辞任 Démission de Nicolas Hulot

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フランス環境大臣の辞任 Démission de Nicolas Hulot

Nicolas Hulot au micro de France Inter © Radio France / Capture d'écran 今週火曜日、 環 境大臣 ニコラ ・ ユロ (Nicolas Hulot) がラジオのインタビュ ー で辞任 を表明しました。 現 政府で最も人気の高い大臣の辞任 とあって、トップニュ ー ス扱いです。彼は政治の世界に入る前、約24年間 続 いた大自然をテ ー マとした人 気 番 組「ウシュアイア Ushua ï a 」 のプロデューサー兼レポーターで、前政...

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旧モンサント社の除草剤 Glyphosate

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旧モンサント社の除草剤 Glyphosate

Roundup désherbant jardin © Philippe Huguen. AFP 8月10日 、発がん性を疑われる除草剤ラウンドアップを開発したアメリカ屈指のバイオ化学メーカーの旧モンサント社 (Monsanto) に289万ドルの支払いを命じる歴史的判決が下りました。カリフォルニアの法廷は、この除草剤を危険と知らずに使用し、ガン末期患者となった46歳の庭師の訴えを認めたのです。 問題となっている除草剤の有効成分グリホサート(glyphosate) は、長年、物議を醸してきました。発ガン物質の疑いがあるだけでなく、内分泌攪乱物質であり、環境に悪影響を与え、ミツバチ減少原因のひとつにもなっていると考えられているからです。にもかかわらず、2000年には特許期限が切れてジェネリックとなり、世界で最も多く使われている除草剤になりました。...

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暑いヨーロッパ La canicule en Europe

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暑いヨーロッパ La canicule en Europe

Vigilance météorologique © meteo alarm 暑い、とにかく暑い。日本は記録的な猛暑に襲われていますが、こちらヨーロッパでも暑い日が続いています。パリは南に比べてまだマシで、多くの死者が出た2003年の悪夢が蘇るほどではありません。でもこの状態が続いたらどうなるのかしらと不安になるのは私だけではなさそうです。 今日の天気図を見ると、ポルトガル、クロアチア、スイスが「赤」で、最も高い警戒を要するゾーンとなっていて、フランスは次の「オレンジ」ゾーンとなっています。昨日、ポルトガルのアルテガでは46,8度の観測史上、最高気温を記録しました。オランダでは暑さの所為で、アスファルトが溶け始め、一部の道路は交通止めになりました。7月のスウェーデンは250年ぶりの暑さを記録し、山火事の数も記録的となり、ヨーロッパ各国が消防隊を送ったのは記憶に新しいことです。ドイツもポーランドもロシアも今年の穀物生産の落ち込みは避けられそうにありません。...

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マクロン大統領と側近 Affaire Benalla

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マクロン大統領と側近 Affaire Benalla

" Le Monde " a identifié dans une vidéo, mercredi 18 juillet, un collaborateur d'Emmanuel Macron frappant un manifestant le 1er mai à Paris. Equipé d'un casque à visière des forces de l'ordre, Alexandre Benalla, chargé de la sécurité du chef de l'Etat,...

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今年の花火 Feu d'artifice du 14 juillet 2018

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今年の花火 Feu d'artifice du 14 juillet 2018

Feu d'artifice du 14 juillet 2018 フランスの7月14日は祭日、ナショナル・ディ。その前夜は消防署などが主催するダンス・パーティで盛り上がります。当日はシャンゼリゼ大通りで軍隊の行進、夜は恒例となったエッフェル塔前でのクラシック・コンサート(テレビで生中継)、そして、その最後に花火が上がります。 今年は翌日のサッカー・ワールドカップ、つまり今日の決勝にフランス・チームが出場とあって、国中、サッカー熱に浮かされ、このイベントは少々影が薄くなった感があります。でも年に1回の大花火大会、私は絶景ポイントから鑑賞できるという光栄に預かりました。花火をツマに、友人とおしゃべりに興じ、至福の時を過ごしました。...

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素劇「楢山節考」 La Balade de Narayama

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素劇「楢山節考」 La Balade de Narayama

昨夜、パリ国際都市の日本館で、深沢七郎原作「楢山節考」が上演されました。1956年、雑誌「中央公論」に連載されたこの短編は、中央公論新人賞を受賞し、翌年には単行本で出版されました。すぐにフランスでも翻訳されています。今村昌平監督が映画化した作品はカンヌ映画祭でパルム・ドールを受賞し、当時この物語が大きな衝撃を与えたのを思い出します。 その「楢山節考」を原作者の意向に従い、忠実に芝居にしたのが今回の素劇です。黒を基調とするシンプルな背景で物語が進行します。題名の通り、ある貧しい村の老婆「おりん」の生活が楢山節に沿って語られて行くのです。題材が姥捨伝説という悲しい物語にもかかわらず、残酷な運命を最期まで毅然とした態度で受け入れるおりんの姿に清々しさまで感じるのは私だけでしょうか。唄と振り、僅かの楽器演奏と効果音がこの寓話の世界に私たちを誘います。...

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四川航空機事故 Flight 8633 of Sichuan Airlines

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四川航空機事故	   Flight 8633 of Sichuan Airlines

© REUTERS/Stringer 「5月14日に中国中部にある重慶からチベットの首都ラサに向かっていた四川航空のエアバスA319型機で、操縦室の窓が突然吹き飛び、副操縦士の半身が機外に吸い出される事故が発生した」という記事を読み、最初に浮かんだ疑問が「どうして窓が割れたの?」でした。そして思い出しました。 今から何十年も前のことですが、某航空会社の操縦室の窓ガラスに大きなヒビが入りました。左窓は細かいヒビで真っ白、前方が見えません。それは晴れた夜間の1万メートル上空を穏やかに飛行していた時のことで、アンカレッジから東京へ向かう海上で起こりました。最も近い陸地は冷戦中のソ連。窓のヒビが少しでも壊れ、穴が開いたら緊急着陸するしかありません。しかし当時のアメリカ人パイロットにとって、これは考えられない選択でした。「このまま、東京へ向かう」という機長の判断で、残りの飛行を続け、それは今も記憶に残る長い長い3時間となりました。...

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SOSドクター   SOS Médecins

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SOSドクター	  SOS Médecins

Carte des SOS Médecins 昨日から新聞もテレビもトップニュースは「ナオミの死」、トランプ大統領の「イラン核合意からの撤退」と並んで大きな反響を呼んでいます。ナオミさんは去年末、激しい腹痛を起こし救急電話をするも受付けてもらえず、その6時間半後に亡くなった女性です。 午前11時に15番(救急)に電話し、受付に助けを求めるも「お医者さんに連絡すればいいでしょ」と相手にされず、ぞんざいに電話を切られた彼女。その約5時間後にかけつけたSOSドクターのおかげで、先の15番の救急車で今度は病院に運ばれましたが、すでに救急車の中で心肺停止を起こし、17時30分には死亡が確認されました。...

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