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小麦粉をゲット! La farine est à nouveau au rayon

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小麦粉をゲット! La farine est à nouveau au rayon

しばらく前から探していた小麦粉がやっと手に入りました。買い物に行く度に「小麦粉ありますか?」が口癖になっていましたが、今日早朝に買い物に出かけた隣人が買ってきてくれました。嬉しい!隔離が始まった3月17日にいきなり小麦粉の需要が増え、第1週の売り上げは229%上昇したそうです。その後も現在に至るまで150%増を維持しているとのこと。私を始め、お菓子やパンを家で作る人がめっきり増えたのですね。フランスはヨーロッパで一番の小麦生産国、量が足りなくなるはずはないのですが、商品となって店の棚に並ぶ前には多くの人の手を経ています。製粉会社は需要に合わせて増産していますが、紙袋生産の半分はドイツに頼っている為、フランスへの供給が遅れています。その結果、パッケージングが間に合わないのです。おまけに人手不足がそれに拍車をかけています。...

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マスク、されどマスク Les masques !

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マスク、されどマスク Les masques !

© Académie Nationale de Médecine 今までマスクをする習慣のなかったフランス人がいつの間にかマスクをしています。パリ市は隔離解除日までに市民全員(2百20万人)に布製マスクを配布します。パリ市を含むイール・ド・フランス地方は公共交通機関利用者全員(推定5百万人)にマスクを無料配布することを決定しました。そして本日、経財省は5月4日から一般人もマスクが買えるようになると発表しました。 これまで、マスクを巡っては国と自治体の考え方に大きな開きがあり、医療現場でもマスクが不足していたフランスでは、マスクを手に入れるのは至難の技でした。その為か、これまで「健康な人がマスクをすると却って感染し易くなる」などと理不尽な説明があり、マスクをすることは推奨されていませんでした。ところが、去る22日、国立医学学会...

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どうなる隔離解除  Le casse-tête du déconfinement 

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どうなる隔離解除  Le casse-tête du déconfinement 

© Henri Garat / Ville de Paris マクロン大統領が「5月11日隔離解除」を発表して以来、話題に上るのは実際にどのような内容になるかということ。学校は?小売店は?レストランは?感染者数が減っては来ているものの、新たな感染者もまだまだ出ています。この前線に立つのはフィリップ首相で、マクロン大統領の考えを尊重しつつの解除計画調整に頭を抱えているようです。 昨日までは学校を11日から段階的に開くことを前提に様々な案が出ていましたが、今日になって大統領府が「学校へ子供を送るのは両親の判断で」と言い、一部の商店(花屋、本屋、子供服屋など)を開くことは可能としていたのを、経財相は「すべての商店」を開くことが望まれるとツィッターで発表しました。一方、レストランやカフェの休業解除はまだいつになるかわからない為、レストランの経営者たちが悲鳴を上げ始めています。このまま営業できない状況が続くと、少なくとも40%の飲食店が倒産に追い込まれると見られるからです。...

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ウイルスはニコチンが嫌い? La nicotine aurait des vertus ?

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ウイルスはニコチンが嫌い? La nicotine aurait des vertus ?

Nicopatch & Nicopass © Stéphane de Sakutin / AFP パリ大学病院ピティエ・サルペトリエールの医師と科学アカデミーの学者の共同研究が注目されています。新型コロナウイルス感染者に喫煙者が極端に少ない事からこの研究が始まりました。この病院に入院した患者350人と診療に訪れ自宅療養(いずれもPCR検査陽性)となった150人のうちの喫煙者は5%。人口比から考えると、 80%も感染率が低いことになります。これはたばこに含まれるニコチンがコロナウイルスが細胞に付着し、侵入するのを妨げるからではないかと考えられます。ニコチンが私たちの細胞のバリアとなる可能性が推測されるのです。...

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水路にもウイルス? Fermeture du réseau d'eau non potable

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水路にもウイルス? Fermeture du réseau d'eau non potable

© François Grunberg / Ville de Paris 19日の定期水質検査で新型コロナウイルスが見つかりました。パリ市の水道は飲料水用と非飲料水用の2種類ですが、後者の中に僅かながらウイルスが見つかった為、すぐに使用が中止されました。この水は、道路の清掃などに使用されていますが、調査が終わるまでは飲料水を代用するそうです。 未だ正体がはっきり判らないこのウイルスは大気汚染との関連も心配されています。2008年〜2009年に流行したSARSの時のデータから汚染が多い地域と少ない地域では重症化する度合いに大きな違いがあることが指摘されていました。大気汚染物質のひとつである微小粒子(PM10、PM2,5)に、ウイルスが付着して空気中に浮遊し、それを吸い込む、、、微小粒子は非常に小さいので簡単に肺の奥まで入ってしまいます。...

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何は無くとも石鹸 Les savons qui font la peau au virus

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何は無くとも石鹸 Les savons qui font la peau au virus

昨日の記者会見で印象的だったのは、首相が強調した「ウイルスと共存する Vivre avec le virus」という言葉です。5月11日の隔離解除に向けて、この事を肝に命じなければならないと繰り返しました。集中治療室の患者数が7148人と最も多かった4月8日をピークに11日間連続で患者数が減少していますが、現時点で未だ5683人、従来のベッド数5000 床をはるかに超えています。また、ウイルス感染が鎮まるには人口の60%以上が感染した状態と言われていますが、今のところ10%程度しか感染していないそうです。その為、予定では解除まで後3週間、ワクチンも治療薬もない現状では、ウイルスと共存するしかないわけです。...

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隔離34日目 Le 34ème jour de confinement

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隔離34日目 Le 34ème jour de confinement

© CASVP / Ville de Paris 本日、フィリップ首相から隔離解除について重要な記者会見があるというので、テレビの前に座った人は多いと思います。会見は2時間以上に渡りましたが、結局、新しい対策は何も発表されず、これまで政府が取った対策の正当化に終始しました。そして、以前から問題になっているマスクなど医療物資不足への対応に関してもはっきりした回答はなく、一般人がマスクを買えるようになるのはまだ遠い将来のようです。 一方、パリ市長が今朝のジュルナル・デュ・ディマンシュ(日曜日発行新聞...

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空母の感染乗組員 Marins contaminés

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空母の感染乗組員 Marins contaminés

© L MARTINAT / MAXPPP 昨日、議会の委員会で、パルリー国防相が航空母艦シャルル・ド・ゴールの感染者数を発表しました。それによると、空母と付属船乗員を含めた総数2300人のうちの2010人が検査を受け、その結果、1081人が陽性だったことが判りました。検査対象の半数以上が感染していたことになります。今更ながら、感染力の強さに驚きます。そのうちの545人に症状があり、24人が酸素吸入、ひとりは集中治療を受けているそうです。 この空母は1月12日にトゥーロン港を出発、2月21〜26日にキプロスに寄港し、その後は数人の新型コロナ肺炎の症状を示す病人が出ているにもかかわらず、ブレストに寄港し数日の休暇を取った後も任務を続けていたことが批判されています。国防相は4月7日に報告を受けるまで、空母内で感染が広がっていたことは知らなかったと答えていますが、これから調査が進むにしたがって、様々な波紋を呼びそうです。...

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世界報道写真大賞 World Press Photo

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世界報道写真大賞 World Press Photo

in Khartoum, Sudan, on 19 June 2019 © Yasuyoshi Chiba / AFP ケニア在住のAFPカメラマン千葉康由さんが世界報道写真大賞を受賞しました。これはオランダの世界報道写真財団 World Press Photo が毎年行っている写真コンテストで今回はその第63回目。この栄誉ある賞について、ル・モンド紙も写真付きで大きく報道しました。賞の対象となったのは、去年6月19日にスーダンの首都ハルツームで撮影された写真です。 当時、スーダンは治安部隊による反政府デモへの弾圧で多くの犠牲が出ており、停電の中で若者が抗議の詩を朗読する光景を千葉さんが写真に収めました。タイトルは...

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空母シャルル・ド・ゴールの感染 Porte-avion Charles de Gaulle

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空母シャルル・ド・ゴールの感染 Porte-avion Charles de Gaulle

© Christophe Simon / AFP ここ数日、ニュースに登場するのは航空母艦シャルル・ド・ゴールの新コロナウイルス感染です。先日のアメリカの空母ルーズヴェルト事件を彷彿とさせますが、 軍上層部の隠蔽体質が問題になってきました。最初の集団感染が起こったオワーズ県にある空軍基地の件はル・モンド紙の記事にも載りましたが、ここでも軍の対応に内部から批判の声が上がっているのです。 乗組員1767人の空母シャルル・ド・ゴールが中東におけるテロ国際協力支援でフランスを出発したのは1月12日のこと。地中海で任務を終えた後は、北海と大西洋の保安活動に参加し、3月13日にブレスト(ブルターニュ地方)に寄港しました。これまでは外部との接触はなく、初めて陸に上がったとされています。この数日前に「数人」が新コロナの症状を出していましたが、マスク着用及び船内の消毒を行ったのみでした。空母内では水兵たちは共同生活をしています。大部屋には24人まで泊まれるそうです。当然のことながら、社会的距離の確保はできません。彼らは3日間の休暇を取り、再び空母に乗りました。そして、4月8日、約40人の乗組員が感染症状を示した時点で、急遽、検査員を乗船させることが国防省から発表されました。10日には50人の感染が確認され、空母は12日にトゥーロン...

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