Overblog
Follow this blog Administration + Create my blog

マレ地区の《ファラフェル》に行列 Falafel

Published on by Kayoko

マレ地区の《ファラフェル》に行列 Falafel

パリのマレ地区には、17世紀初頭から貴族の館が多く建てられました。それらの建物は今も博物館や図書館として利用され、当時の面影を残しています。ピカソ美術館やカルナヴァレ美術館、国立中央文書館など、嘗ての貴族館を挙げたら切りがありません。またマレ地区はモードのクリエーターが集まっている地区でもあります。流行発信地として、おしゃれな店やギャラリーが並んでいるのです。 マレ地区のもう一つの顔は19世紀にできたユダヤ街で、その中心がロジエ通り(Rue des Rosiers)。ロジエ通りにはユダヤ系の料理店が集まっている為、この地区に行くとファラフェル(Falafel)を食べたくなります。これはエジプト豆粉かソラ豆粉で作った揚げ団子のことで、中近東では非常にポピュラーな食べ物。中でも「アス・デ・ファラフェル...

Read more

オンライン・キャンペーン・サイト AVAAZ

Published on by Kayoko

オンライン・キャンペーン・サイト AVAAZ

AVAAZ とはヒンディ語で「声」とか「音」を意味する言葉。これは2007年にイギリス系カナダ人のリッケン・パテル(Ricken Patel)によって創られた NGO(非政府組織 )です。当初のメーリング・リストの参加者は300万人。年を追うごとに参加者が増え、現在は4200万人に達しようとしています。このまま行けば、5000万人突破も時間の問題ですが、ここに来て、技術的な問題に直面したようです。一切政府や企業からの資金を受けないこの組織は、一般賛同者からの寄付のみでサイトを運営しており、僅か15人の技術者だけでは立ち行かなくなったのです。...

Read more

簡単で美味しい夏の寿司  Sushi d’été

Published on by Kayoko

簡単で美味しい夏の寿司  Sushi d’été

暑い夏は魚の鮮度を保つのがたいへんです。特に8月のパリは、ほとんどの魚屋さんが閉店しますので、鮮魚を見つけるのに苦労します。それでもお寿司は食べたいと言う時に作るのがこのスモークサーモンを使ったお寿司です。この寿司との出会いは田舎住まいの友人宅でした。ご馳走になったこのお寿司の味が忘れられず、以来、よく家で作っています。 まず寿司飯を作り、一口大に握ります。一方、5〜6センチ四方に切った薄切りのスモークサーモンを用意します。手の平にサランラップを広げ、そこへ切ったスモークサーモンと寿司飯を乗せ、全体を包むようにまとめます。ちょっと「おはぎ」を作るのに似ているかもしれません。ラップを取り、サーモンを上にして並べ、中央を指で軽く押して凹ませたところへ飾りを乗せれば出来上がり。私はその時の気分で「山椒の芽」「いくら」「卵」を乗せたりします。他に胡瓜の箱寿司も作ります。材料は「薄切りの胡瓜」、中に挟む「海苔」、上に置く「いくら」です。胡瓜の薄い緑色がサーモンピンクによく合うのです。 Cucumber...

Read more

パリ市「ポイ捨て撲滅」キャンペーン  350 tonnes de mégots

Published on by Kayoko

パリ市「ポイ捨て撲滅」キャンペーン  350 tonnes de mégots

9月からタバコの吸い殻を道路に捨てると「68ユーロの罰金」が科せられることになります。以前から犬の糞放置など「公民精神を欠いた行為」を取り締まる法令があり、ポイ捨ても含まれていました。しかし、罰金切符が切られたことはありません。街路樹の根元には金属製網状のものがよく置かれていますが、ここには吸い殻がいっぱい詰まっています。清掃しても網に嵌まり込んだ吸い殻は取れないからです。事務所やレストラン内での喫煙が禁止となってから、通りでタバコを吸う人が増えた分、吸い殻も増えています。地面に吸い込まれたタバコの成分を一掃するには10年かかると言われ、道路の美観だけの問題ではなく、これは環境に関わる重大問題なのです。ここで、以前読んだフランク・シェッツィング(Franck...

Read more

フライドポテトはベルギーの文化遺産? Frites belges

Published on by Kayoko

フライドポテトはベルギーの文化遺産? Frites belges

昨日はベルギーのフライドポテト国際日でした。「ベルギー人は哺乳瓶にもフライドポテトを入れる」という冗談があるくらい、フライドポテトが大好きです。国民ひとりが年間に消費するじゃがいも量は28キロ(2011年データ)、また90%がフライドポテトを食べると答えています。ベルギー人と切っても切れないフライドポテトはフランドル地方では2年前から文化遺産となりました。政治的にはオランダ語圏とフランス語圏がいつも対立していますが、このポテトの件では意見が一致、去年、ユネスコの無形文化遺産登録を申請する運びとなったのです。...

Read more

チベット料理は優しい味   Kokonor

Published on by Kayoko

チベット料理は優しい味   Kokonor

パリ5区にあるサン・ジャック通り(Rue Saint Jacques)はパリで最初に作られた南北を走る道路です。カルチェ・ラタンと呼ばれる中世からの文教地区の中心をなしていたのがこの通りでした。多くの校舎が郊外へ移って行く中で、シンボルとも言えるソルボンヌ大学やパンテオンは昔のままの姿を留めています。 この地区に何故か多いのがチベット料理店。パリのチベット人口は僅か700人と言われているのですが、レストランや民芸品店だけはたくさんあるのです。どの店もひっそりとした佇まいで、開店休業といった雰囲気を漂わせていて、何となく入り難い雰囲気がありました。8月のパリは1年で最も住人が少なくなる季節です。その為、多くの商店も夏季休暇、レストランも例外ではありません。その為、期せずして、チベット料理店のひとつで昼食を取ることになりました。...

Read more

<< < 1 2