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ショッピング・バッグ花盛り  Shopping bag forever

Published on by Kayoko

ショッピング・バッグ花盛り  Shopping bag forever

数年前から日本人ツーリストのお土産に人気があるのがスーパーのショッピング・バッグ。特に「モノプリ(Monoprix)」のナイロン製バッグが人気のようです。私自身はコットン製の生成りの袋の方が好きなので、モノプリの袋は利用したことがありませんでした。レジの横にいつも置いてあるのを横目で見ていました。私と違って合成繊維好きの姉に「小さくて軽い」この袋をハンドバッグにいつも入れておきたいので「ひとつ買って」と頼まれました。なるほど、非常用バッグとしては便利かもしれません。 2013年秋に、欧州連合(EU)は天文学的に増え続ける「プラスティック・バッグ使用を2025年までに75%減らす」ことを決めました。捨てられたプラスティック・バッグは有機物ではない為、土に戻りません。海底や海岸に溜まっているゴミの60〜75%はプラスティックだそうです。このプラスティック公害対策として、フランスでは、2016年1月からプラスティック・バッグが禁止となります。使い捨てのプラスティック製ショッピング・バッグがスーパーから消えるのです。これからは、マイ・ショッピング・バッグ(My...

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世界一のチーズ職人は日本在住  Fabien Degoulet le meilleur fromager du monde  

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世界一のチーズ職人は日本在住  Fabien Degoulet le meilleur fromager du monde  

トゥール(Tours)で「世界一のチーズ職人」を決めるコンクール(Concours Mondial du Meilleur Fromager 2015)が昨日開かれ、「日本在住のフランス人、ファビアン・デグレ(Fabien Degoulet)さんが優勝」というニュースがテレビで流れていました。チーズと日本という組み合わせが意外だったので、耳を傾けました。乳製品販売業の家に生まれたファビアンさんは子供の頃から日本に惹かれ、パリの東洋語学校で日本語を学んだ後、来日したそうです。 31歳のファビアンさ...

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ノルマンディーの日曜日  Un dimanche en Normandie

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ノルマンディーの日曜日  Un dimanche en Normandie

ノルマンディー 地方まで出かけました。パリのサン・ラザール駅から列車で約1時間、人口2100人の小さな町にYさんが家族と暮らしていらっしゃいます。今日は年に1度の町を挙げての古道具市があると聞いてお邪魔しました。澄み切った青空が広がり、長閑な田園風景の中に佇む可愛い町。12世紀に建てられたロマネスク様式の教会は大事に利用されているとお見受けしました。 Yさんのお宅は築200年以上で、宝物がたくさん見つかりそうな雰囲気の田舎家です。その上、庭が2つもあって、イチジクやリンゴ、サクランボ、モモ等、果樹が至る所に植わっているのです。もちろん、綺麗なお花もいっぱい咲いています。その庭でご馳走に舌鼓を打ち、お土産にシャクナゲとダイオウ(rhubarbe)までいただいて、幸せな1日を過ごして帰途に着きました。もちろん、家に帰ってすぐにダイオウのコンポートを作ったことは言うまでもありません。 Lunch...

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パリで見つけた“チャンチン(香椿)”  Toona Sinensis

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パリで見つけた“チャンチン(香椿)”  Toona Sinensis

パリの5区と13区を隔てるサン・マルセル大通りの並木に注目したのは1週間前のことです。それまでは、隣の通りの並木と同じ「エンジュ:Sophora Japonica」だと思い込み、よく見たことはありませんでした。犬の散歩で朝早くサン・マルセル通りを通りかかると、アジア系の女性が木の根元で何かを集めていました。不思議だと思いつつも家に戻り、そのことはすぐに忘れてしまいました。夕方、また犬を連れて同じ通りへ行くと、今度はふたりの女性が木の根元で何かを集めているではありませんか。好奇心が頭をもたげ、何をしているのか訊いてみました。フランス語が通じないので、ボティランゲージを駆使して分かったのは「木の根元に生えている若芽を摘んで、中華料理に利用する」ということでした。...

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芸術橋と45万トンの鍵 Pont des Arts

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芸術橋と45万トンの鍵                               Pont des Arts

パリ市は6月1日、ポン・デ・アール(芸術橋)に付けられた45トンに上る鍵の撤去作業を行いました。10年近く前から付けられるようになった南京錠は芸術橋をはじめ、アルシュヴェシェ橋やシモーヌ・ド・ボーヴォワール橋など、金網フェンスのある橋で増え続け、1年前には橋の一部が重さの為に崩れるという事態に至ったのです。芸術橋は鈴なりの南京錠とベニヤ板の無残な姿を晒していましたが、これでやっと安全性は確保されたようです。 現在、4人のストリート・アーティストにより制作されたパネルがフェンス代わりに置かれています。そして、秋には強化ガラスの欄干が設置される予定です。でも、芸術橋近くのフェンスには、今日もツーリストが南京錠を付けていました。金網のフェンスがある限り、南京錠は増え続けるのではないでしょうか。ソルフェリーノ橋の上には南京錠売りがいました。この「鍵を付ける」風習が消えない限り、南京錠屋さんが倒産することはなさそうです。 Pont...

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