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アラゴー#8;大通りのマロニエの木 Marronniers de Boulevard Arago

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アラゴー#8;大通りのマロニエの木 Marronniers de Boulevard Arago

アラゴー大通りは、19世紀のオスマン知事によるパリ改造時に作られた通りです。長さは1355メートル、道幅は40メートルあり、交通量はいつも少なめです。その中程にはパリで唯一の刑務所「サンテ」もあります。この通りは散歩に快適で、特にこの時期はマロニエの花が咲いて気持ちがウキウキします。長い通りの両側にマロニエの木が2列ずつ植えられ、きれいな並木道となっているのです。パリ市広報課によると、市内には10万本の木が並木道を作っているそうです。また、ヴァンセンヌとブーローニュの森を含むパリには60本の「見事な木」(arbres...

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タルト・トロペジエンヌ Tarte Tropézienne とは?

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タルト・トロペジエンヌ Tarte Tropézienne とは?

また試食会に行ってきました。今度はお菓子「タルト・トロペジエンヌ」(Tarte Tropézienne」です。パリではまだ馴染みの薄いケーキですが、このお菓子が生まれたサン・トロペは嘗ての映画スター、ブリジット・バルドーが居を構えて以来、有名人が集まり、南仏有数のリゾート地となった海辺の小さな町で、そこではヴァカンス時期になると1日3000個売れるそうです。レシピは公開されていませんが、基本生地ブリオッシュにカスタード・クリームを挟んだ丸型のケーキです。日持ちは48時間なので、遠方への土産にはちょっと難があるのではと思われますが、その点も十分考慮し、ヨーロッパは元より、日本への進出も考えているとは社長氏の弁でした。...

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パリのイタリア食料品店と Prosciutto di Parma

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パリのイタリア食料品店と Prosciutto di Parma

パリの9区には、昔の面影を残す小さな商店がまだ残っています。ノートル・ダム・ド・ロレット教会の裏側の地区です。そこに5ヶ月前に開店した食料品店「RAP」はイタリア産の自然食品を中心にした店です。ワイン・セラーには約4000本、180種類の各地のイタリア・ワインが揃っており、ナチュラル系では1番かもしれません。 その「RAP」で一昨日、パルマの生ハム試食会があったので、参加してきました。パルマの小さな生産者が集まって組織「Consorzio del Prosciutto di Parma」を作り、...

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ル・モンド紙の東電記事 Photos de TEPCO

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ル・モンド紙の東電記事 Photos de TEPCO

本日のル・モンド紙に東電が昨日公開した福島第一原発1号機の原子炉格納容器内の写真が載っています。これは遠隔操作ロボットで撮影した初めての写真ということで大きな扱いです。しかし、日本では小さな扱いで、フランスと日本の温度差を感ぜずにはいられません。原発事故処理に苦慮する状況から『福島原発報道は控えたい』という日本メディアの意識の表れなのでしょうか。写真が語ることは見る人の立場で違ってきます。災害に遭われた方、復興に力を注ぐ方、科学者、エコロジスト、そして地球の裏側でこの写真を見るフランス人は何を思うのか、、、考えさせられる写真でした。...

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ブリュッセルの桜 Cerisiers de Bruxelles

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ブリュッセルの桜 Cerisiers de Bruxelles

週末をブリュッセルで過ごしてきました。恒例となった毎月1度の小旅行です。いつもベルギーの新幹線タリス(Thalys)を利用するので、もうすぐタリス・カードのグレードが1つ上がってグレーからベージュに変わるようです。ポイントが貯まると切符に変えられるのは航空会社のマイルと同じです。2009年のジョージ・クルーニー主演映画「In the air」は、マイルを貯めるのが趣味の主人公の話で、航空会社やホテルのポイント・カードが山ほど登場します。それまではポイント・カードに一切興味がなかった私ですが、その映画を見て以来、ポイント・カードを持つようになりました。そのうちの1枚がタリス・カードです。変更不可の格安切符でも、カードを持っていると、空席があり次第、別の列車に乗ることができるのも特典のひとつです。...

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ムフタール通りの行列のできる店 Rue Mouffetard

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ムフタール通りの行列のできる店 Rue Mouffetard

パリ5区のムフタール通り(Rue Mouffetard)は古代ローマ時代に作られたと言われる南北に通る細長い道です。南側には食材を売るマルシェがひしめき合い、北へ坂道を上るにしたがって洋品店や靴屋、レストランが増えてきます。今でも古き良き時代の庶民的な雰囲気を残すこの近辺は映画の撮影にもよく使われます。スピルバーグやウッディ・アレンもここで撮影をしています。無料の映画村と言った風情です。 さて、本日は「復活祭の月曜日」(Lundi de Pâques)で祭日です。お天気も良いので、愛犬を連れてムフタール通りを散歩してきました。時は14時30分、そろそろ昼食が終わる時間ですが、坂道の中程に人だかりが、、、場所は240番地「オー・プチ・グレック」(Au...

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ミミちゃんのお風呂 le chien sous la douche

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ミミちゃんのお風呂 le chien sous la douche

うちのミミちゃんは1ヶ月に1回くらい、お風呂に入ります。 このところ雨が続いて、トイレ散歩に出る度に体が汚れ、拭いても白い毛はドブネズミ色に近づく一方でした。やっと太陽が顔を出したので、久し振りのお風呂となったわけです。獣医さん曰く「犬を洗うのは1ヶ月〜1ヶ月半に1回が良い」そうです。ミミちゃんは毛が長いので、地面が濡れていると、散歩の度に脚はもちろんのこと、お腹の毛も濡れてしまってヨレヨレになります。最近、年の所為か、お尻のあたりの茶色の毛が白っぽくなってきました。犬も白髪になるのかしら?とにかく無事シャンプーを終え、毛がふわふわになってちょっと若返えったミミちゃんです。そして、ソファーで鼾をかいて寝ています。まるで人間のおじさんみたい。 my...

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映画「小さいおうち」 La Maison au Toit Rouge

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映画「小さいおうち」 La Maison au Toit Rouge

山田洋次監督の「小さいおうち」がフランスで封切られたので、早速観に行ってきました。第143回直木賞受賞作である中島京子の小説を映画化したものです。日本では2014年1月に一般公開されました。1936年の東京が舞台で、フランスのタイトル「La maison au toit rouge」では家の屋根の色が強調されています。原題の「小さい」が「赤い屋根」に変わったのはどうしてかと不思議に思いました。日本の家が押し並べて小さいのは当然なので、屋根の色で特色を出そうとしたのでしょうか。 私は戦後生まれです...

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パリにも春がきた sansho "poivre du Sichuan"

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パリにも春がきた sansho "poivre du Sichuan"

今日は久しぶりに良い天気、お日様が顔を出しています。バルコニーのジェラニュームは何とか冬を越しましたが、花が消え、虎の子のパイナップル・セージ(sauge ananas)は枯れてしまいました。これはサルビアの仲間で赤く可愛い花を咲かせますが、特徴は葉にあります。葉にパイナップルの香りがあり、フルーツ・サラダに入れると最高なのです。他のハーブはやっと芽を吹き出したところで、数年前にツールーズで買ったスミレは今年も元気に花を咲かせています。 そして、山椒の新芽が日毎に大きくなってきました。運良く雄木...

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