ワラビとアマドコロ Fougères aigle et Sceaux de Salomon
ワラビがパリ近郊で採集できるのをご存知ですか?今週から遠出できるようになったので、久し振りにフォンテーヌブローまで足を伸ばしました。森に入った途端にワラビが目に飛び込んできます。見れば辺り一面ワラビが生えているのです。採っても採ってもなくなりません。もう無限にあると言っても過言ではありません。採り過ぎても仕方ないので、途中で止めました。
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この森には綺麗な苔も沢山生えているので、時々、苔を探しにやって来ます。そして今日は嬉しい出会いがありました。アマドコロが群生しているではありませんか。朝鮮の美味しいハーブティー(Solomon's seal tea)はアマドコロのお茶です。パッケージに付いている植物の絵でしか知らなかったので、本物を見た時は感激しました。
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アマドコロはフランスでも英語と同じ意味の「Sceau de Salomon」と呼ばれています。これは根茎の部分がサロモン王の刻印を想像させるからだそうです。この刻印は魔法の力を持っていたと言われているので、滋養強壮作用が期待できると言うのも満更ではない気がします。天候には恵まれず、雨の中での散策でしたが、森のイチゴ (fraisier des bois)やゴボウも見つけたので、大満足。早速、ワラビはアク抜きをし、晩ご飯に姿を変えました。