観光復興計画 Partir en vacances ?
ヴァカンスはフランス人にとって無くてはならないものです。校門前で子供を待つ親の会話は休暇前なら「次の休みはどちらへ行くのですか?」休暇後だと「休みはどちらで過ごしたのですか?」ところが、今年のイースター休暇は隔離生活となり、すべてキャンセル。夏休みの予定を組もうにも、これまで政府はストップをかけていました。ところが本日フィリップ首相が観光復興計画を発表し「7月・8月の国内旅行」を奨励したのです。3月中旬より、ホテル、レストラン、旅行会社など観光関連会社すべてが休業を余儀なくされ、このセクターは大きな危機に瀕していました。観光はフランスのGDPの7%を占め、2百万人が働いている重要な産業なのです。
保健局発表の本日の集中治療患者数は2299で、まだ目標の1900には達していませんが、それを待たず、経済立て直しに踏み切ることを決めたようです。それを受け、仏国鉄は明日から夏の予約受付を開始します。今のところ、ドイツとの国境閉鎖は6月14日までとなっているので、逆に言うと、15日には国境が開かれ、他の国もそれに習うのではないかと考えられます。つまり、予想より早く遠出できるようになるかもしれません。