マスク不足解決はいつ? Le do-it-yourself s'impose
フランスでは、医療現場でのマスク不足が未だ解決されません。やっと中国で生産されたマスクが入荷されるようになってきましたが、一般市民の手に届くのはまだ先の話。元々、マスク文化のないフランスでは「病気でない人はマスクをするとかえって感染する可能性が高まる」という言葉を聞かされていました。しかし、近頃はマスクに対する認識が変わり、医療関係者以外でもマスクをする人が増えてきました。
とは言え、マスクを手に入れるのは至難の技。それで皆工夫をして様々なマスクをしています。最も簡単なのは、襟巻きで顔の半分まで覆うこと。工事用の粉塵防止マスクもよく見かけます。FFP2(日本ではN95と呼ばれるタイプ)やサージカル・マスクも見かけますが、恐らくこれらは期限切れだろうと推察されます。映画で見るような防毒マスクをして買い物をしている人を見た時はびっくりしました。
こういう状況なので、私も自分で工夫するしかありません。アマゾンで注文したイソプロパノール(アルコール)がやっと届いたので、WHO(世界保健機関)のガイドライン通りの消毒ジェルも作ることができるようになりました。唯一持っている使い捨てのサージカル・マスクの内側に滅菌ガーゼ(これは簡単に薬局で買えます)を充て、外出時に使い、帰宅時点でガーゼは捨て、マスクを消毒します。こうすると、マスクを何回でも使えるのではと考えました。効果のほどは判りませんが、心理的には大いに役立ってくれそうです。