隔離34日目 Le 34ème jour de confinement
本日、フィリップ首相から隔離解除について重要な記者会見があるというので、テレビの前に座った人は多いと思います。会見は2時間以上に渡りましたが、結局、新しい対策は何も発表されず、これまで政府が取った対策の正当化に終始しました。そして、以前から問題になっているマスクなど医療物資不足への対応に関してもはっきりした回答はなく、一般人がマスクを買えるようになるのはまだ遠い将来のようです。
一方、パリ市長が今朝のジュルナル・デュ・ディマンシュ(日曜日発行新聞)のインタヴューでパリ市の隔離解除計画を発表しました。それによると、「マスク」と「テスト」を2本の柱とし、5月中旬までにパリ市民(2百20万人)全員に布製マスクを無料配布します。高齢者や体の弱い人には今月中に用意可能な50万枚が配布されます。そして、すでに老人ホームでのPCR検査を始めていますが、症状のある人全員の検査のみならず、市民サービスに従事する職員全員の検査の実施を目指しています。そして、陽性と判明した際は自宅隔離が無理な場合、町が手配したホテルでの隔離になるそうです。これまでは、症状があっても検査なしで、家族と一緒に自宅で過ごす病人が多い為、感染者が後を絶たないことが指摘されていました。パリ市長、頑張れ!!!