パン屋:セドリック・グロレ Cédric Grolet

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パン屋:セドリック・グロレ Cédric Grolet

2ヶ月前に開店したセドリック・グロレ(Cédric Grolet Opéra)の店はパリで最も高いパン屋さんかもしれません。クロワッサンが3ユーロ、パン・オ・ショコラは5ユーロもします。もうこれはパンの値段ではありません。ズバリお菓子の値段です。それもそのはず、グロレはホテル・ムーリス(Hôtel Meurice)のシェフ・パティシエ、2017年度の世界菓子職人コンクールで最優秀に選ばれたパティシエなのです。約2年前にホテル内にできたお菓子店は敷居が高く、時間と予算がたっぷりある人御用達と言えなくもありません。

先日、知人にもらったグロレの田舎風パンが何日経っても美味しいので、高いのを承知で出かけました。到着したのは午後15時半、シンプルな店内には地味なカップケーキ(風)が数個並んでいるだけで、料金表もありません。そこへ焼き上がった3種類のパンが到着、並び始めました。

  私はそのうちのライ麦パン(pain de seigle)を購入、16ユーロ支払いました。サイズから考えると近所の店の4倍近い値段です。味の方は?確かにとても美味。でもこんな高いパンを食べるのはどこか間違っているような、、、正気を失っているのではと不安になるのでした。

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