米軍が仏英と共にシリア首都を爆撃 Frappes en Syrie

Published on by Kayoko

Frappes en Syrie, © HASAN AMMAR /AP

Frappes en Syrie, © HASAN AMMAR /AP

最近、歳の所為か朝早く目が覚めます。そういう時は iPad でニュースを少し読んで寝直すのですが、今日は「爆撃のニュース」ですっかり目が覚めてしまいました。先週末の東グータ地区 Oriental Ghouta 化学兵器使用疑惑から米軍のシリア攻撃の可能性が高まってはいたものの、2日前のマクロン大統領のインタヴューでは全くこの件について言及がなかった為、すぐの介入はないと思っていました。

ル・モンド紙によると、トランプ大統領が午後21時(仏時間午前3時)の記者会見でシリア爆撃を発表した同じ頃に、首都ダマスで爆撃音が聞こえたそうです。この爆撃は約1時間続き、その間にダマス Damas の化学研究施設とホムス Homs の兵器保管施設が破壊されました。シリア軍は迎撃ミサイルで応戦しましたが、連合軍側に被害はありません。プーチン大統領はこれまで「シリアを爆撃したら報復する」と牽制していましたが、今のところロシア軍は静観している模様です。

La Ghouta Orientale, © STRINGER / AFP

 

シリアで「アラブの春」が始まったのは2011年3月25日のことです。この日、数百人が首都郊外のドゥマ Douma の広場に集まり、戒厳令解除と「自由」を要求しました。その後、武力での弾圧が始まり、それが7年以上も続いています。国内紛争がいつの間にか大国を巻き込んだ終わりの見えない戦争に突き進んでいるのです。

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