書家・中嶋宏行個展  Calligraphe Nakajima à Paris

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Exposition Hiroyuki Nakajima "Be Here Now"

Exposition Hiroyuki Nakajima "Be Here Now"

書家の中嶋宏行氏の個展が今日から始まりました。パリの北マレー地区にあるピエール・イヴ・カエール画廊(Pierre-Yves Caër Gallery)で2月24日まで開かれています。この画廊は2017年10月にオープンしたばかりで、日本の現代美術を専門としています。

中嶋氏は画廊にとって3人目のアーティスト、これまで日本とイタリアを中心に活動し、ドイツ、フランス、フィンランド、アメリカでも個展やパフォーマンスを行っている方です。2006年にはアヴィニョンのフェスティヴァルにも参加、パフォーマンス「LUNE/月」を発表なさいました。

絵画や彫刻と異なり、書は一筆で作り上げる芸術です。私が小学生だった頃は学校で「お習字」の時間があり、放課後は書道塾に通ったものでした。畳の部屋に座り机がたくさん並んでいて、正座して書いては奥の机の先生に持って行き、また正座して教えを請うという日常でした。幼いながらも正座して机に向かうのは適度な緊張感があり気持ちの良いものでした。

「書」が心に響く時、私たちはそれを芸術と捉えるのでしょうか。中嶋氏は6歳から書道をなさって今日に至ったそうです。長年培った書の精神が言葉を超えて人種を問わず訴えかけてくるようです。

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