ディーゼル・ゲートと公害メーカー Diesel Gate

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 © Transport & Environment
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ディーゼル・ゲートから1年が経ち、ブリュッセルにベースを置く非政府団体「Transport & Environment 」が昨日、独自に調査したディーゼル車の排出ガス結果を発表しました。去年アメリカで発覚した排ガス不正事件でイメージダウンしたフォルクスワーゲンですが、今回の結果を見ると、最もクリーンなディーゼル車はフォルクスワーゲンのようです。走行中の窒素酸化物(NOx)量がヨーロッパ基準(Euro 6)をどれだけ超えるかが表になっています。これまでの他の調査でも同じような結果が出ていて、マツダをはじめとする日本車は比較的クリーンで、フランス車を代表するルノーやイタリア車フィアットは劣等生中の劣等生ということになります。

ヨーロッパでは約3000万台の「公害ディーゼル車」が往来し、そのうちの550万台はフランスにあると言われています。つまり、公害車が最も多く走っているのがフランスなのです。ディーゼル・ゲートから1年経ちましたが、政府は何も手を打たず、パリの空気は相変わらず汚れています。パリ市長アンヌ・イダルゴが様々な車規制を導入しようと奮闘していますが、自動車ロビーにはなかなか勝てません。

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