パリに移転した手打ちうどんの店 Restaurant UDON à Paris
東京・赤羽橋からパリに移転した「うどん屋」さんはミシュランガイド東京版でも紹介されていた評判の店「喜心 Kisin」。東京のお店をたたみ、パリのシャンゼリゼ地区(7-9 rue de Pontieu)に新しいお店を開いたのは4月9日のことです。
讃岐うどんに行列ができるほど、パリに浸透してきた「おうどん」。昔は日本人しか入らなかった「うどん屋」さんですが、最近は若いフランス人でいっぱいです。日本特有の出汁の味が分かる人が増えてきたのでしょうか。この「喜心」は九州産の小麦粉と日本の水に限りなく近い軟水でうどんを打ちます。そして、出汁は北海道産昆布と築地和田久のスペイン工場直送鰹節で作るという凝りようです。
和を意識しつつ且つモダンな店内は、庶民の味うどん屋さんというよりは洗練されたおしゃれなレストラン。 「かき揚げうどん」を注文したら、「おうどん」と薬味が添えられた天つゆ付き・かき揚げ」が静々と登場。さすがシャンゼリゼ地区の「うどん屋」さんは違うなぁと感心したのでした。とても上品でキリッとした「おうどん」が食べられるお店です。