3日に公開されたパナマ文書とは? Panama papers

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Panama papers /© Le Monde.fr
Panama papers /© Le Monde.fr

109の報道機関が加盟する国際調査報道ジャーナリスト連合(ICIJ = International Consortium of Investigative Journalists : https://www.icij.org/)が行った調査で、世界の政財界関係者や有名人がオフショア(租税回避地)を利用して巨額の金融取引をしていたことが明らかになりました。

これは南ドイツ新聞(Süddeutsche Zeitung)が匿名の情報筋から入手したパナマの法律事務所モサック・フォンセカ(Mossack Fonseca)の大量の取引記録をもとにしたものです。その為「Panama papers」と呼ばれるこの文書数は1150万点、リークしたデータ量は2600ギガで、他のデータ流出事件、ウキリークス(Cables Wikilaeks)の1,7ギガやUBSリークスの3,3ギガと比べて破格の量であることがわかります。

文書には、プーチン露大統領や中国主席の側近、アラビア半島の各首脳、モロッコ王、アイスランド首相、キャメロン英首相の父までリストに上がっており、フランスでは欧州サッカー連盟会長のプラティニや極右政党「フロン・ナショナル」の関連も囁かれています。これから各国で捜査が始まると思われますが、実際に訴追される企業や名士が出るかどうかは別問題。辛抱強く行方を見守りましょう。

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