愛犬にジェネリック!Médicaments pour les chiens
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昔からフランスの医療制度は被保険者に優しいと言われています。アメリカで病院へ行くと、まず受付で支払い方法を尋ねられると聞きますが、これは「支払い能力のない患者はお断り」という意味にも取れます。
先日、急性結膜炎に罹ったので、パリの専門病院(Les Quinze-Vingts)急患受付へ行きました。受付では保険証の提出のみで、医者の診断後、処方箋をもらってそのまま薬局へ。フランスでは病院でも薬局でも費用を払う必要がないのです。何故なら、社会保険が診療費用と薬代を持ち、差額は相互保険(Mutuelle)がカバーするからです。また、保険料を払っていない人でもフランス在住であることが証明できれば、無料で医療(Protection Universelle Maladie)の恩恵が受けられる制度もあります。
そんなフランスでも愛犬の医療費は別。うちのミミちゃんは心臓弁膜症持ちの老犬なので薬が欠かせません。最初は獣医さんで処方していただいた薬を飲んでいたのですが、毎月の薬代が100ユーロを超えていました。ある日、犬好きの薬屋さんがジェネリックを教えてくれました。犬の薬も人間の薬も同じだと聞いたことがありましたが、実際、そうなのです。成分は全く同じで、異なるのは服用量のみ。薬屋さんの指導の元、薬代は4分の1になりました。ジェネリックは本当にありがたい存在です。