タルト・トロペジエンヌ Tarte Tropézienne とは?
また試食会に行ってきました。今度はお菓子「タルト・トロペジエンヌ」(Tarte Tropézienne」です。パリではまだ馴染みの薄いケーキですが、このお菓子が生まれたサン・トロペは嘗ての映画スター、ブリジット・バルドーが居を構えて以来、有名人が集まり、南仏有数のリゾート地となった海辺の小さな町で、そこではヴァカンス時期になると1日3000個売れるそうです。レシピは公開されていませんが、基本生地ブリオッシュにカスタード・クリームを挟んだ丸型のケーキです。日持ちは48時間なので、遠方への土産にはちょっと難があるのではと思われますが、その点も十分考慮し、ヨーロッパは元より、日本への進出も考えているとは社長氏の弁でした。
さて、今回はお菓子が誕生して60周年記念ということで、数年前から力を入れているミニ・タルト・シリーズ「Baby Trop」が並んでいました。種類は11種で、可愛いひと口ケーキです。見かけはミ二・シューを彷彿とさせ、カスタード味は日本人にも親しめそうです。ローズマリー味は新鮮ですが、好き嫌いがあるかもしれません。私は11種類完食を目指しましたが、途中でダウン、口じゅうが甘ったるく、「箸休め」があるといいなぁと呟きました。3年前からパリのオデオン地区(3 rue de Montfaucon)にも店があるそうなので、今度立ち寄ってみたいと思っています。