私の定番サラダ《タブレ》 taboulé

Published on by Kayoko

私の定番サラダ《タブレ》 taboulé

お惣菜屋さんやセルフサービスのレストランで必ず見かけるのが「タブレ」(taboulé)という料理です。タブレの発祥地はレバノンで、たっぷりのパセリとboulghour(小麦粉を荒く砕いたもの)で作りますが、フランスではセモリナ粉(semoule)にトマトや小さく切った野菜を混ぜて作るサラダのことです。フランスは歴史的に北アフリカや中近東に馴染みが深く、タブレは一般料理のひとつになっています。

私も気温が上がる5月になると、このタブレが食べたくなり、大きな蓋付き容器にいっぱい作ります。作り方は簡単、まず、容器にセモリナ粉(250〜300グラムくらい)を入れます。絞ったレモン汁(1個)をその上にかけます。次に湯むきして小さく切った3〜4個のトマトとカップ2杯分のみじん切りパセリ、カップ1杯分のみじん切りオニオンを加えます。ここまでが基本で、私はさらにニンジンみじん切りと水で戻しておいた干しレーズンを加えます。塩少々とオリーブ油大さじ2杯くらいを加えてさっくり混ぜ、蓋をしてそのまま休めます。セモリナ粉が水分を吸って量を増してくるので、1時間くらい経った頃に全体をもう一度混ぜ返します。この時に塩やオリーブ油を足して味も整え、冷蔵庫に入れます。それから1時間以上休ませると出来上がり。ミントの葉があれば、食卓に出す前に少し混ぜます。私の場合、セモリナ粉と混ぜる野菜の量はその時々で変わります。夏季にはきゅうりを混ぜることもあります。レバノン人が私の「タブレ」を見たら笑うに違いありませんけど。

材料は次の通り:

  • セモリナ粉(クスクスに使う小麦澱粉から作ったもの)
  • トマト(湯剥きし、小さ目に切っておく)
  • レモン汁
  • パセリ(みじん切り)
  • オニオン(みじん切り)
  • オリーブ油、塩

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