パリから羽田へ里帰り  Paris-Haneda : AF272

Published on by Kayoko

Journal "canard enchaîné" & Houellebecq's book
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久し振りに日本へ里帰りです。息子が初めての子供を連れて日本へ行くので、私は孫の世話係兼実家の接客係という役割です。私の母にとっては外国からの曾孫ですので、言葉の壁もあり、より緊張を強いられます。私の労働力に全面的に期待を寄せるわけです。布団を干すにしても母の腕力では押入れから出すこと自体、たいへんな努力を要します。まして、それを2階のベランダに並べるのは不可能というより他ありません。

さて、パリから羽田行きの直行便に乗りました。機内は空いており、機体も新しいので、とてもゆったりした空の旅です。

「11時間の長旅をいかに快適に過ごすか?」がいつもテーマになり、重いのを覚悟でノート型コンピュータをバッグに入れて出かけました。家から本を持ってくるのを忘れたので、出発ロビー売店で本を1冊購入。ピエール・ルメートル(Pierre Lemaitre)の2013年ゴンクール賞受賞作「Au revoir là-haut」が文庫本になったという宣伝を見たので買いたかったのですが、見つからず、代わりにミッシェル・ウエルベック(Michel Houellebecq)の「soumission」 にしました。これは1月7日に発売され、あっという間に大ベストセラーとなった話題作で読みたいと思っていた本です。発売時期がちょうどパリのテロ事件と重なった為、本のプロモーションを控えたという経緯があります。本に登場する大統領が「イスラム教徒」という設定に気を使ったようです。

実際には、飛行機で本を読み出すと睡魔が襲ってくるので、読むことは稀ですが、保険代わりです。乗ったらすぐに新聞を2〜3種類確保、そして上映映画のチェックに入ります。今回は興味をそそられる映画がなかったので、代わりに音楽を聴きながら、インターネットでは読めない新聞週刊誌「Canard Enchaîné」を読みました。2回の美味しい食事サービスと退屈しのぎアイテムに囲まれ、機長のキリッとした機内アナウンスに耳を傾け、「知性的な美人かもしれない」等と想像しているうちに日本の上空に辿り着きました。

nougat macaron, caramel-chocolate mousse parfait, lemon-almond pastry, english tea

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