フォンダシオン・ルイ・ヴィトン Fondation Louis Vuitton
/image%2F1483140%2F20150423%2Fob_4f614a_fondation-louis-vuitton.png)
2014年10月に開館したフォンダシオン・ルイ・ヴィトンに行ってきました。そうです、半年前に大統領を迎えて落成式が行われた話題のアートの殿堂です。以前から行きたいと思っていたのですが、折角行くなら晴れた日にと思っているうちに遅くなってしまいました。
この美術館はブーローニュの森の北側に位置する公園「ジャルダン・ダクリマタシオン」(jardin d’Acclimatation)に隣接しています。建築はアメリカ人のフランク・ゲーリー(Frank Gehry)によるもので、木と鋼鉄の骨組みにガラスを張ったこの巨大な建物は風をいっぱいに受けて走る帆船を思わせます。上方にあるテラスからは緑豊かな森と公園、そして近代ビルが立ち並ぶデファンス地区を望むことができます。不思議な導線で各階、各展示室が繋がっている所為か、自分のいる場所がなかなか認識できません。
建物全体がアートで、そこにコンテンポラリーなオブフェやインスタレーションが置かれているのです。
地下の展示会場では4月1日から始まった「Les clefs d’une passion」(情熱の鍵)という臨時展が行われていました。ポスターはアンリ・マチスの「ダンス」ですが、人気の中心はムンクの「叫び」と見受けました。特別に大事にされているのが伝わってきます。
今日は普通の日だったにもかかわらず、入り口には長い行列ができていました。インターネットで先に入場券を買い、プリントアウトしておけば、並ばずに入ることができます。